68分に勝利へ導くゴール
スコアレスのまま迎えた67分、その男は一瞬の隙を見逃さなかった。
7月31日、第47回 日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会の準決勝が行なわれ、ガンバ大阪ユースがファジアーノ岡山U-18を1-0で下した。決勝点を決めたFW安藤陸登は、前半から狙っていた形を結実させた。
【PHOTO】セルティックとの戦いに盛り上がったガンバ大阪サポーター!
7月31日、第47回 日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会の準決勝が行なわれ、ガンバ大阪ユースがファジアーノ岡山U-18を1-0で下した。決勝点を決めたFW安藤陸登は、前半から狙っていた形を結実させた。
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この試合、唯一の得点を決めた安藤だが、出場した71分間を通して決して良いパフォーマンスを見せたとは言えなかった。それは自らが一番理解している。
「今日は試合前から身体のコンディションが良くなくて、チームのためになれていなかった。交代の選手も出てきていて、たぶん僕だと思っていた」
実際に得点が入る直前、タッチライン際には交代選手が準備していた。町中大輔監督も安藤を代える予定だったことを認めている。
ボールが出たらピッチから退かなければいけない。そんな状況下で安藤はゴールネットを揺らした。MF森田将光のスルーパスに対し、安藤はすかさず相手の背後に回る。岡山のDFは懸命に足を伸ばすも届かず、ボールを受けた安藤はGKとの1対1を確実に仕留めた。
これは前半から「ずっと予測していた」流れだった。
「ピッチコンディションがスリッピーで、相手の背後を狙えると前半から思っていた。森田選手からパスが来た時、後ろに回ったら相手が被ったので狙い通りだった」
自身の調子が悪くても、ゴールのために狙い続ける。このメンタリティは、大黒将志ストライカーコーチの助言も大きかったという。
「どんなに悪くても大黒さんに『点を決めたらプラスだから』と言われてきた。自分はずっと、そのことを考えながらプレーしていた」
大黒コーチの言葉を胸に、貪欲にゴールを狙い続ける。その姿勢がチームを決勝へと導く一撃につながった。
取材・文●藤井圭(サッカーダイジェストWeb編集部)
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「今日は試合前から身体のコンディションが良くなくて、チームのためになれていなかった。交代の選手も出てきていて、たぶん僕だと思っていた」
実際に得点が入る直前、タッチライン際には交代選手が準備していた。町中大輔監督も安藤を代える予定だったことを認めている。
ボールが出たらピッチから退かなければいけない。そんな状況下で安藤はゴールネットを揺らした。MF森田将光のスルーパスに対し、安藤はすかさず相手の背後に回る。岡山のDFは懸命に足を伸ばすも届かず、ボールを受けた安藤はGKとの1対1を確実に仕留めた。
これは前半から「ずっと予測していた」流れだった。
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自身の調子が悪くても、ゴールのために狙い続ける。このメンタリティは、大黒将志ストライカーコーチの助言も大きかったという。
「どんなに悪くても大黒さんに『点を決めたらプラスだから』と言われてきた。自分はずっと、そのことを考えながらプレーしていた」
大黒コーチの言葉を胸に、貪欲にゴールを狙い続ける。その姿勢がチームを決勝へと導く一撃につながった。
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