［親善試合］川崎0－1バイエルン／7月29日／国立競技場

　7月29日、バイエルン・ミュンヘンは国立競技場で川崎フロンターレと対戦した。

　前半、ドイツ王者の名に恥じない細かいパス捌きや逆サイドへのロングパスを起点としながら、川崎のゴールを何度も脅かした。しかし得点にはつながらず。ハーフタイムにバイエルンはメンバーを９人変更。主力メンバーが交代してチームの完成度は下がるかと思われたが、前半の攻めに劣ることなく川崎の守備をパスで崩した。

　57分、川崎のパスを中盤でヨシップ・スタニシッチがカット、そのままペナルティエリア付近までボールを運んでライアン・グラフェンベルフとワンツー、最後はスタニシッチが落ち着いてフィニッシュ。川崎もあともう一押しというシーンが何度かあったが得点することはできなかった。そして、バイエルンが川崎に1－0で勝利を収めた。

　いま、サウジアラビアのアル・ナスルへの移籍が取り沙汰されているセネガル代表FW、サディオ・マネだ。試合後の記者会見でその去就に関して訊かれたトーマス・トゥヘル監督は、少し不機嫌そうな表情を浮かべて次のように答えた。

「ステイトメントで発表されます。いろんなことが起こりますが、いまは移籍期間中であり、私もそのなかでタイミングを受けて、それに合わせて対応していきます」

　マネは前回のマンチェスター・シティ戦には出場していたが、川崎戦ではベンチ外となっていた。
 

　また、トゥヘル監督はこの試合が初陣となった新加入、韓国代表DFキム・ミンジェについても次のように言及した。

「全員が疲れているなかでハードワークをしてくれました。私たちが求めることをしっかりと理解してプレーしてくれました」

　さらに、「前半は試合を支配できていましたが、後半は疲れが出てしまいました。スコアは1－0でしたがもっと得点は取れたと思います。今日は大きなステップを踏むことができました」と試合を振り返った。

　８月13日のドイツ・スーパーカップ（対RBライプツィヒ戦）から始まる新シーズン。トゥヘル監督がこれからチームをどう強化し、進化させていくのかに注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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