［J２第28節］町田 ２－１ 徳島／７月29日／町田GIONスタジアム
 
　FC町田ゼルビアは７月29日、J２第28節で徳島ヴォルティスと対戦。２－１で勝利した。

　前節、町田はホームでジェフユナイテッド千葉に１－３で敗れた。実にリーグ戦９試合ぶりの黒星に、黒田剛監督は「相手よりもすべてにおいて下回ってしまった」と語っている。
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　続けて「球際や切り替えの甘さが映像を通して選手たちの目に入った時、彼らも愕然としていた」という。それが意識を変えるきっかけとなったようだ。

「その瞬間から選手の表情や意識が変わり、（練習から）我々のサッカーに向き合って取り組んできてくれた。その成果が今日の前半だった」

　今節は４－２－３－１の布陣で挑み、最前線の藤尾翔太を起点として２列目の髙橋大悟、バスケス・バイロン、エリキが積極的に絡んで攻撃に厚みを加えた。前半のスコアこそ１－１だったが、45分間で10本ものシュートを放つなど、攻撃面でより“らしさ”を見せた。

　また指揮官は、チームの課題にも目を向ける。

「先制して３分後の失点だったが、ゴールを決めたあとに何をすべきかという部分に少し迷いがある。まずはゴールを取ったあとの10分間を徹底させる」

　32分にエリキが先制点も、35分にエウシーニョに同点弾を許した。先制したあとの戦い方には、まだまだ反省点が残っている。それでも「勝ったなかで反省材料が出たことは、ポジティブに捉えていきたい」と黒田監督は前を向いた。

　町田は今後も課題と向き合い、ひとつずつクリアしていく。J２の頂点に立つために、次なる準備はもう始まっている。

取材・文●藤井圭（サッカーダイジェストWeb編集部）

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