横浜F・マリノスは７月22日、アジアツアーを展開するマンチェスター・シティとの一戦に向けて、横浜市久里浜のクラブハウスで前日会見を行なった。

　ケヴィン・マスカット監督と共に会見に出席した主将の喜田拓也は、「なかなか見られないマンチェスター・シティの選手とサッカーを観に来る人が非常に多いと思いますけど」と前置きしつつ、「そういう人たちにも横浜F・マリノスの素晴らしさだったり、プレーで伝えられることもあると思うので、戦うからにはそういう姿勢を見せたいですし、世界に発信する良い機会なので、みんなで恐れずに戦っていきたい」とコメント。

　また、相手は2022ｰ23シーズンのプレミアリーグ、FAカップ、チャンピオンズリーグを制したシティだが、「攻守ともに主導権を握りたいです。世界の選手たちなのでそう簡単にはいかないですけど、最初から腰が引けた戦いをするのではなくて、自分たちがチャレンジすることによって見えるものもあると思うので、それをチームの成長に繋げたい」と語り、アタッキングフットボールで正々堂々と勝負する姿勢を示した。
 

　横浜は４年前の19年７月27日にも、日産スタジアムでシティと戦ったことがある。そのピッチにも立った喜田は、報道陣から対戦が楽しみな選手を聞かれると、こう答えた。

「すべてのポジションにハイクオリティな選手がいますが、あえて挙げるなら（ケヴィン・）デ・ブライネ選手は非常に楽しみにしていました。（現在の）怪我の状態は分からないですけど、彼は４年前にも出場していて、ピッチで体感した身としては、全員のレベルが高いなかで、ちょっと別次元だった印象がありました」
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　そしてもうひとりは、フィル・フォデンだという。

「彼は４年前に一緒に会見に出ていて、当時は有望な若手のひとりでしたけど、そこからぐんぐん伸びて、今やマンチェスター・シティに欠かせない選手です。４年越しに会えるのを楽しみにしています」
　
「思い出作りに試合をするわけではないので、マリノスの姿勢、マリノスのプレーにこだわってやっていきたい」と闘志を燃やした喜田。前回は１－３で敗れたが、世界トップのクラブを相手に、Jリーグ王者の意地を見せたい。

取材・文●金子徹（サッカーダイジェスト編集部）

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