マンチェスター・ユナイテッドのOBリオ・ファーディナンド氏が、厳しい立場にあるハリー・マグワイアに言及した。英紙『Mirror』が伝えている。

　マグワイアはエリク・テン・ハーフ監督が就任した昨季、新戦力のリサンドロ・マルティネスと、ラファエル・ヴァランヌの後塵を拝し、プレミアリーグでの先発は８試合止まり。厳しい立場に置かれるなか、先日にはキャプテンから外された事実を自ら報告し、大きな話題となった。

　ファーディナンド氏は、イングランド代表ではスタメンの座を確保しながら、クラブではベンチを温める30歳に関し、率直な主張を展開。オランダ人指揮官はバックアッパーとしてしか見ていないと語った。

「テン・ハーフには独特のプレースタイルがある。自分のサッカースタイルに合う選手を選ばなければならないなかで、マグワイアはその条件に当てはまらない。彼は自分の哲学に合うマルティネスを連れてきた。新シーズンもマルティネスとヴァランヌが、ファーストチョイスのセンターバックになるだろう」
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　44歳のレジェンドは「イングランド代表であれだけ活躍しておきながら、ユナイテッドに戻ってきてサブを務めるのは本当に難しかっただろう。精神的にとても辛かったはずだ」と心情を慮り、こう結論付けた。

「今の問題は、彼がどうありたいかだ。チームプレーヤーでいたいのか、それとも他のチームでスタメンになりたいのか。ユナイテッドでチームプレーヤーであることに満足しているなら残るだろうし、そうでないなら出て行くだろう。でも、ユナイテッドに残ればサブだ」

　かつて、レスターからDF史上最高額の8000万ポンド（約104億円）で加入した男が、岐路に立たされている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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