ドイツの移籍専門サイト『transfermarkt』が６月15日、セリエAでプレーする選手の「推定市場価格」を一斉に更新した。

　同サイトの推定市場価格は、世界各国の選手の能力や実績、年齢、過去の移籍例などを総合的に判断して弾き出される評価額で、移籍マーケットにおける“市場価値”を示す指標として定評がある。

　セリエAのトップは、ナポリの33年ぶり３度目のスクデットに貢献したヴィクター・オシメーンだ。今年３月にセリエAで唯一、１億ユーロ（約140億円）の大台に到達し、今回は１億2000万ユーロ（約168億円）と、2000万ユーロ（約28億円）のプラス査定を受けた。

　オシメーンと同様にナポリのセリエA優勝に貢献したフビチャ・クバラツヘリアは8500万ユーロ（約119億円）で３位タイ、キム・ミンジェはソン・フンミンと並ぶアジア人最高額の6000万ユーロ（約84億円）で７位タイとトップ10入りを果たしている。

　その彼らを抑えて２位に入ったのがミランのラファエウ・レオンだ。リーグ優勝を果たした21－22シーズンからゴール数を４つ増やし（11→15）、9000万ユーロ（約126億円）と評価を上げた。

　ナポリの３人を上回る４人がトップ10入りを果たしたのがチャンピオンズリーグで準優勝したインテルで、ラウタロ・マルティネスが３位タイ、ニコロ・バレッラが５位、アレッサンドロ・バストーニが７位タイ、ミラン・シュクリニアルが10位タイに名を連ねている。

　その他では、過去20シーズンで最高位となるリーグ２位のラツィオからセルゲイ・ミリンコビッチ＝サビッチが、5000万ユーロ（約70億円）で10位タイにランクインしている。
 

『transfrmarkt』が算出した最新の推定市場価格「セリエAトップ20」は以下の通りだ。

１位 ヴィクター・オシメーン（ナポリ） １億2000万ユーロ（約168億円）
２位 ラファエウ・レオン（ミラン） 9000万ユーロ（約126億円）
３位 ラウタロ・マルティネス（インテル） 8500万ユーロ（約119億円）
３位 フビチャ・クバラツヘリア（ナポリ） 8500万ユーロ（約119億円）
５位 ニコロ・バレッラ（インテル） 7500万ユーロ（約105億円）
６位 ドゥシャン・ヴラホビッチ（ユベントス） 7000万ユーロ（約98億円）
７位 テオ・エルナンデズ（ミラン） 6000万ユーロ（約84億円）
７位 アレッサンドロ・バストーニ（インテル） 6000万ユーロ（約84億円）
７位 キム・ミンジェ（ナポリ） 6000万ユーロ（約84億円）
10位 セルゲイ・ミリンコビッチ＝サビッチ（ラツィオ） 5000万ユーロ（約70億円）
10位 サンドロ・トナーリ（ミラン） 5000万ユーロ（約70億円）
10位 ミラン・シュクリニアル（インテル） 5000万ユーロ（約70億円）
13位 マイク・メニャン（ミラン） 4500万ユーロ（約63億円）
13位 ラスムス・ホイルンド（アタランタ） 4500万ユーロ（約63億円）
15位 ハカン・チャルハノール（インテル） 4000万ユーロ（約56億円）
15位 アンドレ・アンギサ（ナポリ） 4000万ユーロ（約56億円）
15位 スタニスラフ・ロボトカ（ナポリ） 4000万ユーロ（約56億円）
15位 フィカヨ・トモリ（ミラン） 4000万ユーロ（約56億円）
15位 ジョルジョ・スカルビーニ（アタランタ） 4000万ユーロ（約56億円）
15位 アドリアン・ラビオ（ユベントス） 4000万ユーロ（約56億円）
15位 ブレーメル（ユベントス） 4000万ユーロ（約56億円）
15位 ロメル・ルカク（インテル） 4000万ユーロ（約56億円）
15位 フェデリコ・キエーザ（ユベントス） 4000万ユーロ（約56億円）
15位 イスマエル・ベナセル（ミラン） 4000万ユーロ（約56億円）
15位 タミー・エイブラハム（ローマ） 4000万ユーロ（約56億円）
※推定市場価格は『transfrmarkt』のイタリア語版から。１ユーロ＝140円換算。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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