プレミアリーグの大先輩が、今をときめくアーリング・ハーランドにアドバイスを送った。英メディア『GIVE ME SPORT』が伝えている。

　ハーランドは昨夏、ドルトムントからマンチェスター・シティに加入。開幕から抜群の決定力を発揮し、歴代最多の36ゴールで得点王に輝いた。公式戦全体では52ゴールを挙げ、３冠達成の最大の立役者となった。

　そんな22歳のレフティは、インテルを下してチャンピオンズリーグを制した後、インタビューに対応。すると、解説としてその場に居合わせたティエリ・アンリ氏に「もし僕に１つアドバイスをくれるとしたら、それは何になるか」と尋ねたのだ。

　質問を受けたアーセナルのスーパーレジェンドは、喜んで自分の考えを話した。

「私は放送で『ボックス内で学べる部分は何もない』と言った。君のプレーは誰にも引けを取らないとね。でも…ゴール前で時々右サイドに行って、行きたくないところも走った方がいいかもね。学べる部分はある。

　だけど、そしたら君のチームは４冠になる！もし右に行って右足でフィニッシュするようになったら、左で行なうのと同じ走りをしたら、もう終わりだ。１週間に100ゴール決めるだろう！」
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　ハーランドはアンリ氏の金言を受け止め、こう語った。

「僕は22歳なんだ。あなたたちが22歳だった頃を思い出してみてくれ。これから学ぶことがたくさんあるはずだ。ドルトムントから契約した時と今とでは、色々な部分が大きく違う。試合前後の考え方、モチベーションの上げ方、他人への話し方などね。人を通して、そしてピッチの中で経験を積んでいく。そうだよね、もっともっと成長できる」

　欧州最大のタイトルを獲得した直後にもかかわらず、この受け答えだ。新時代の怪物の進化は、まだまだ止まりそうにない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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