現地時間5月4日にナポリは、セリエA33節でウディネーゼと1-1で引き分け。25勝5分け3敗で勝点を80に伸ばし、残り5試合で2位ラツィオに16ポイント差を付け、実に33年ぶり3度目の優勝を決めた。
その原動力のひとりとなったのが、CBのキム・ミンジェだ。昨夏にフェネルバフチェから1805万ユーロ(約25億2700万円)で加入した韓国代表DFは、開幕からCBの定位置を確保。セリエAで32試合に出場し、2ゴールと躍動し、チェルシーへ移籍したカリドゥ・クリバリの穴を埋める見事な働きを見せた。
キム・ミンジェに対する評価はうなぎ上りで、パリ・サンジェルマンやリバプール、マンチェスター・ユナイテッドなどのメガクラブがこぞって獲得に興味を示している。
キム・ミンジェとクラブとの契約は25年6月までだが、契約解除金が設定されていて、5000万ユーロ(約70億円)前後だと言われている。
CLレベルのクラブなら7000万ユーロが必要に
そんななか、移籍関連に精通したジャーナリストのイグナシオ・ジェヌアルディ氏が5月5日、自身のツイッターで「パリSGなどのクラブが彼(キム・ミンジェ)を獲得するために必要な契約解除金は、5000万ユーロではなく7000万ユーロ(約98億円)だ」と投稿した。
これはクラブのレベルによって契約解除金の設定が異なることを示唆していて、ヨーロッパリーグレベルのクラブなら5000万ユーロ、チャンピオンズリーグレベルなら7000万ユーロとなるようだ。
さらにこのリリース条項が適用されるのは7月1~15日までと期限が限られている上に、ナポリもキム・ミンジェ側に契約の見直し(年俸アップとリリース条項の削除または金額アップ)を交渉していて、これが成立すればさらに獲得は難しくなりそうだ。今後の展開に注目が集まる。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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