「チームのためにプレーするのが一番」
[J1第8節]湘南1-1横浜/4月15日/レモンガススタジアム平塚
横浜F・マリノスは4月15日、レモンガススタジアム平塚で行なわれたJ1第8節で湘南ベルマーレと対戦し、1-1で引き分けた。
横浜はスコアレスで迎えた65分、敵陣のペナルティエリア手前でパスカットした水沼宏太がアンデルソン・ロペスにパスを供給すると、ワンタッチで前を向いたA・ロペスが右足を振り抜き、先制点をゲット。しかし、81分に湘南の鈴木章斗にゴールを許し、試合はそのまま終了した。
今季の横浜において、注目のひとつが右SBだろう。
昨季のJ1年間ベストイレブンにも名を連ねた小池龍太が、1月のキャンプ中に右膝を負傷(右膝蓋骨脱臼)。また在籍7年目の松原健もコンディションが万全ではないなかで迎えた2月の富士フイルムスーパーカップでは、今季新加入のCB上島拓巳が抜擢され、彼らの代役を担った。
横浜F・マリノスは4月15日、レモンガススタジアム平塚で行なわれたJ1第8節で湘南ベルマーレと対戦し、1-1で引き分けた。
横浜はスコアレスで迎えた65分、敵陣のペナルティエリア手前でパスカットした水沼宏太がアンデルソン・ロペスにパスを供給すると、ワンタッチで前を向いたA・ロペスが右足を振り抜き、先制点をゲット。しかし、81分に湘南の鈴木章斗にゴールを許し、試合はそのまま終了した。
今季の横浜において、注目のひとつが右SBだろう。
昨季のJ1年間ベストイレブンにも名を連ねた小池龍太が、1月のキャンプ中に右膝を負傷(右膝蓋骨脱臼)。また在籍7年目の松原健もコンディションが万全ではないなかで迎えた2月の富士フイルムスーパーカップでは、今季新加入のCB上島拓巳が抜擢され、彼らの代役を担った。
リーグ開幕後は松原が先発した試合もあるが、ここ数試合はコンディション不良が続く。そして全体練習に復帰した小池龍も、3月29日のトレーニング中に再び右膝を負傷(右膝蓋骨骨折)し、長期離脱。そのため4月5日のルヴァンカップ・グループステージ第3節の北海道コンサドーレ札幌戦では、ルーキーのMF木村卓斗が右SBで起用され、71分からはボランチで先発出場していた山根陸がポジションを移した。
その時のプレーがケヴィン・マスカット監督の評価を高めたのだろう。山根は札幌戦から3日後のJ1第7節・横浜FC戦、そして今節の湘南戦と、2試合続けて右SBでスタメンに入ったのだ。
試合後、本来のポジションではない右SBでの起用について、山根は「良い感触でプレーできている時もあれば、向上しなければいけないところもあります」とコメント。試行錯誤している様子だった。
だが、「チームのためにプレーするのが一番なので、どこで出ようが、そこでできることをやる」とも口にしたように、ビルドアップではボールを前に運んで攻撃の起点になるなど、自身の特長を発揮した。
一方の守備では、マッチアップが多かった中野嘉大に目立ったプレーをさせなかった。及第点の働きを見せた印象だが、ディフェンス面に関しては「良かった点はない」と納得していないようだった。
右SBではまだ数試合を経験しただけ。もちろん課題はあるが、それは本人も分かっている。
「(周りとの)距離感だったり、関わりを増やしていきたいし、クオリティも上げていかないといけない」
以前にインタビューした際、“できることを増やす”を今季の目標にしていると語っていた山根。右SBで新たな経験を積むことで、トリコロールの背番号28がどんな成長を遂げていくか、今後が楽しみだ。
取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)
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その時のプレーがケヴィン・マスカット監督の評価を高めたのだろう。山根は札幌戦から3日後のJ1第7節・横浜FC戦、そして今節の湘南戦と、2試合続けて右SBでスタメンに入ったのだ。
試合後、本来のポジションではない右SBでの起用について、山根は「良い感触でプレーできている時もあれば、向上しなければいけないところもあります」とコメント。試行錯誤している様子だった。
だが、「チームのためにプレーするのが一番なので、どこで出ようが、そこでできることをやる」とも口にしたように、ビルドアップではボールを前に運んで攻撃の起点になるなど、自身の特長を発揮した。
一方の守備では、マッチアップが多かった中野嘉大に目立ったプレーをさせなかった。及第点の働きを見せた印象だが、ディフェンス面に関しては「良かった点はない」と納得していないようだった。
右SBではまだ数試合を経験しただけ。もちろん課題はあるが、それは本人も分かっている。
「(周りとの)距離感だったり、関わりを増やしていきたいし、クオリティも上げていかないといけない」
以前にインタビューした際、“できることを増やす”を今季の目標にしていると語っていた山根。右SBで新たな経験を積むことで、トリコロールの背番号28がどんな成長を遂げていくか、今後が楽しみだ。
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