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【採点寸評|神戸】勝点1以上にチームとしての上積みがあった一戦と言えそうだ[J1第7節 神戸0-0新潟]

カテゴリ:Jリーグ

白井邦彦

2023年04月09日

「短時間で立て直せたことは収穫だと思う」

【警告】神戸=吉田監督(45+2分)、山口(73分)、武藤(73分) 新潟=島田(30分)、T・デン(69分)【退場】なし

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 Jリーグは4月9日、J1第7節のヴィッセル神戸対アルビレックス新潟を開催。試合は0-0で引き分けた。
【PHOTO】神戸の出場14選手&監督の採点・寸評。攻守両面で奮闘した大迫。齊藤はピンチを何度も救った
 前半は新潟がやや有利な展開。三戸舜介、太田修介らがゴールに迫るが決め切れない。神戸は前半終了間際に武藤嘉紀が好機を迎えるも、これは相手GK小島亨介に止められて得点には至らず。

 後半は神戸が盛り返し、大迫勇也、武藤、汰木康也の強力3トップを軸に攻め立てる。アディショナルタイムにはジェアン・パトリッキが鋭い抜け出しからネットを揺らすが、VAR介入の末、オフサイドの判定でノーゴールに。

 見応えある戦いとなったが、お互いに得点を奪えず、ドロー決着となった。
 
▼神戸のチーム採点「6」

 前半と後半で大きく内容が異なった一戦。前半は新潟が神戸のハイプレスを剥がして主導権を握った。後半は神戸がプレス強度を上げ、ボールの奪いどころなどの修正を加え、徐々に敵陣に押し込む時間を増やした。

 こう書くと前半は新潟のワンサイドみたいだが、選手たちの感覚は違うようだ。アンカーの齊藤未月は「最後のところで身体を張って守れていたし、そこまで怖さはなかった」と言う。CB山川哲史は「しっかり最終ラインとゴールキーパーで相手の攻撃を跳ね返せていた」と振り返っている。新潟にボールを握られたのは事実だが、この試合の評価は別のところにありそうだ。

 初の古巣戦に挑んだ酒井高徳は言う。「初見の相手は様子をうかがいながらの戦いになる。むしろ前半から後半の短時間で立て直せたことは収穫だと思う」。勝点1以上にチームとしての上積みがあった一戦と言えそうだ。

取材・文●白井邦彦(フリーライター)

※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 
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