[J１第７節]横浜５－０横浜FC／４月８日／日産スタジアム

　J１リーグ第７節で、横浜F・マリノスはホームの日産スタジアムに横浜FCを迎えた。

　２年ぶりの“横浜ダービー”でマリノスは、前半こそ相手のカウンターに苦戦を強いられたものの、後半開始早々に相手のミスを奪ったマルコス・ジュニオールが先制点を挙げると、そこから怒濤のゴールラッシュが始まる。

　62分にアンデルソン・ロペスが追加点を決めると、68分と73分にエウベルが立て続けにネットを揺らす。そして、終了間際の90分にもA・ロペスがダメ押し弾を奪って５－０の圧勝。王者の貫禄を見せつけた。
 

　大量得点の口火を切ったM・ジュニオールは、これで横浜ダービー４戦連発。横浜FCキラーぶりを発揮したが、本人は「偶然だとは思うけど、横浜FC戦ではゴールを奪えている。今回も決めることができて、結果としては嬉しく思っている」と語る。

　今季リーグ戦初先発となったブラジリアンは、与えられたチャンスで確実に結果を残すために「まずはボールタッチ、一つ一つのタッチに気を付けて、集中することを意識している。もちろんゴールも決めたいが、チームのために何ができるかというのを考えながらプレーしている」と秘訣を明かした。

　J１制覇を果たした2019年には得点王に輝きながら、昨季はリーグ戦ノーゴールと苦しんだM・ジュニオールは「去年はいろんな要素で上手くいかない日々が続いた。そういう中でも、自分がやるべきことを積み上げ、チームのためにやってきた。今季はここまでいい形で貢献できている部分もある」と口にする。

　新たに進化を遂げたマリノスの10番に期待したい。

取材・文●中川翼（サッカーダイジェストWeb編集部）

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