リバプールのスーパーレジェンド、スティーブン・ジェラード氏が、イングランド代表の後輩で自身の古巣への移籍が取り沙汰されるジュード・ベリンガムに太鼓判を押した。英紙『Daily Mail』が報じている。

　ベリンガムは現在19歳ながら、所属クラブに加え、代表チームでも定位置をがっちり確保。カタール・ワールドカップの全試合に先発し、イタリア、ウクライナと相まみえた今回のEURO予選２連戦でも主力として、連勝に貢献した。

　ジェラード氏は解説を務めたウクライナ戦後、ビッククラブがこぞって狙う、世界で最もホットなティーンエイジャーの１人を絶賛。「19歳にして私より良い身体をしているね」と切り出し、自身の分かりし頃と比較した。

「私は22、23歳まであのパワーはなかった。より身体的に発達しているね。ボールの扱いに対する自信もある。私が同じ年頃だった時よりも、さらに進化していると言える。彼は素晴らしい場所にいるのだから、良いプレーをし続ける必要がある」

　一方、ベリンガムは「何度も言っているけど、チームの引っ張り方だったり、スティービーが見せてきた振る舞いは本当に参考になる」と、ジェラードへの多大なるリスペクトを伝えた上で、自分にはまだ学ぶべき点がたくさんあると語った。
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「６番、８番、10番として、試合に勝つことが僕の目ざす姿だ。チャンスを作り、色んなプレーをやってみたい。イングランド代表のロッカールームにいる選手たちと一緒にいる時が、最もチャンスだ。今の僕はスポンジのようなものだからね」

　イングランド代表の未来を担う逸材は最後に、レジェンドの足跡を辿り、代表のキャプテンになるという個人的な目標に言及した。

「それは最大の夢だ。キャリアの中で最大の栄誉だよ。明らかに長い序列があるから、僕は自分の順番を待つよ。しかしその間は、彼らから得られるものを吸収し続ける。僕は常に学ぼうとしている。ここはそのためには最高の場所だ」

　進化が止まらないスリーライオンズの新星は、このまま成長曲線を描き続け、先達を凌ぐ偉大なMFとなれるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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