日本代表アタッカーが、さらにその声価をグッと高めた。

　現地土曜日に行なわれたプレミアリーグ第20節、ブライトンは敵地でレスター・シティと対戦。終了間際の劇的弾で２－２のドローに持ち込み、ヨーロッパリーグ出場圏内である暫定６位に再浮上した。

　その試合で異彩を放ったのが、ブライトンの“新エース”に台頭した三笘薫だ。０－０で迎えた27分だった。左サイド深くでボールを持つと中央へ切れ込んでマーカーを振り切り、ゴール前20メートルの位置から鮮やかなコントロールショットをファーサイドにねじ込む。アウェーサポーターもどよめく、衝撃的なゴラッソ。試合後には世界中のファンやメディアから数え切れない賛辞が寄せられた。

　そんななか、韓国メディアも三笘のハイパフォーマンスに興味津々。専門メディア『Inter Football』は「まさにソン・フンミン級のゴールだ！」と銘打って、サムライ戦士の活躍を次のように伝えた。

「シュートは完璧な軌道で、相手キーパーが目いっぱいに手を伸ばしても届かない代物だった。どこかソン・フンミンを彷彿させるものだっただろう。スピードに乗って左サイドから中央へ切れ込んで、45度の角度からファーサイドにゴールを決めるのは、ソン・フンミンの十八番だ。三笘はシュートの精度については疑問符がついていたが、このゴールでその評価も変わるだろう」
 

　さらに同メディアは英紙『The Sun』が報じたアーセナル・ファンの反応も紹介。試合の２日前にブライトンのエースだったベルギー代表MFレアンドロ・トロサールがアーセナルに移籍したが、三笘の圧巻パフォーマンスを目の当たりにしたグンナーたちは「トロサールは本当に素晴らしいが、アーセナルはミトマを獲得するべきだった。２年後、彼は価格は現在の４倍以上になるだろう」「ミトマはとんでもない才能だ。トロサールって何？」「トロサールもいいけど、年齢と能力を考えるとミトマの方がずっといい」といった声を上げているようだ。

　直近７試合で４得点・１アシストと絶好調の三笘。次戦は現地１月29日に本拠地で開催されるＦＡカップ４回戦、リバプール戦だ。ふたたび、ビッグクラブ相手の爆発に期待がかかる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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