現地時間12月28日にスコットランリーグの第18節が開催。日本人選手５人を擁する首位のセルティックは、アウェーで７位のハイバーニアンと対戦。古橋亨梧、前田大然、旗手怜央が先発した。

　11連勝中のセルティックは、開始３分に左サイドを崩され、その流れからゴールを割られるが、オフサイドの判定で事なきを得る。直後には旗手のクロスから前田がヘッドで狙うも、シュートは枠を外れる。

　時間の経過とともに主導権を握るセルティックが、ボールをテンポ良く動かしながら攻め立てる。相手のカウンターには守備陣が身体を張ったディフェンスで食い止める。

　24分には旗手が獲得したCKから前田に好機が訪れる。味方の折り返しにダイレクトで合わせたが、敵DFのブロックに阻まれる。１分後には前田のクロスから古橋が惜しい一撃を放つ。

　優勢のセルティックは28分、ついに均衡を破る。再三チャンスに絡んでいた前田のクロスを起点に、こぼれ球をムーイが豪快なボレーで叩き込んだ。

　35分には右サイドの崩しから、ファーサイドで前田がヘッドで狙う。決まったかに思われたシュートはバーに嫌われる。

　ビッグチャンスを逃した前田だが、すぐさま結果を出す。36分、敵陣左サイドでドリブルを開始。対応に来た敵をかわし、エリア外から狙いすました右足ショットでネットを揺さぶった。
 

　セルティックの２点リードで迎えた後半、アウェーチームがさらに加点。56分に前田のクロスが相手のハンドを誘い、PKを獲得。これをムーイが確実に沈めて３－０とする。

　64分には、旗手のスルーパスを受けた古橋が、巧みなコントロールで敵をかわし、左足シュートを流し込む。得点ランクでトップに立つ古橋は３戦連発、今季14点目をマークした。

　大差をつけたセルティックは、相手の反撃をシャットアウト。４－０の完勝を飾り、これで圧巻の12連勝を達成した。次節は23年１月２日、敵地でレンジャーズとの大一番を迎える。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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