• トップ
  • ニュース一覧
  • 異例の“期限外”移籍でW杯への扉を閉ざされたスペイン代表FW。期間内に合意も書類の提出が間に合わず…

異例の“期限外”移籍でW杯への扉を閉ざされたスペイン代表FW。期間内に合意も書類の提出が間に合わず…

カテゴリ:ワールド

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2022年09月19日

来年1月まで公式戦に出場できず

W杯のメンバー入りの可能性もあったラウール・デ・トマスだが。(C)Getty Images

画像を見る

 不透明さと不可解さが混在したオペレーション――。スペイン代表FWラウール・デ・トマスのエスパニョールからラージョ・バジェカーノへの移籍のことだ。

 新シーズンに向けてチームが始動した頃から、エスパニョールのディエゴ・マルティネス新監督との意見の食い違いを発端に、移籍を志願していると伝えられていた。「筋肉系のトラブル」というありがちな理由で、全体練習には1度しか参加していない。

 そんな中、レアル・マドリー、バイエルン・ミュンヘン、マンチェスター・ユナイテッド、トッテナム・ホットスパー、レアル・ソシエダといったクラブが新天地候補として名前は挙がるものの、いずれも噂の域を出ず、『アス』紙によると、移籍期間終了直前にラージョと合意に達したが、書類の提出が間に合わず破断に終わったという。

 そしてその後、両クラブは再び歩み寄り、今回期限外での発表となった。報じられている移籍金は800万ユーロ+出来高300万ユーロ。契約解除金に設定されていた7000万ユーロはもちろん、エスパニョールが当初希望していた4000万ユーロにも、2020年1月の獲得時(ベンフィカから)に投じた2250万ユーロにも及ばない。
 
 ラウール・デ・トマスにとっては、19年夏に退団して以来の古巣への帰還となるが、来年1月まで選手登録ができず、公式戦に出られないことから、カタール・ワールドカップへの扉は事実上閉ざされたと言っていいだろう。

 そもそも、どうして移籍期間中に妥協点を見出すことができなかったのか。スペイン代表に呼ばれていたほどの実力者に、本当にラージョ以外から正式なオファーが届かなかったのか。疑問は尽きない。

 退団発表後、ラウール・デ・トマスは長く続けていた沈黙を破り、一連の騒動におけるエスパニョールの対応を強く非難し、マルティネス監督とドミンゴ・カトイラSDの決断に苦言を呈している。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

【PHOTO】2022年夏の移籍市場で新天地を求めた名手たちを一挙紹介!
【関連記事】
「クボはいつも正しい。拍手を送りたい」“泥臭い”アシストの久保建英に地元紙がチーム最高評価!「とてつもない頑張りと献身性だ」
「ピピがアンチェロッティを驚かせた」マドリーB中井卓大のトップ練習参加に現地メディアも大注目!「最も突出した選手。クラブはファーストチームで…」
「安心して泣きそう」批判を浴びていた南野拓実、待望の初ゴールにファン歓喜!「ヒヤヒヤしたけど、さすがの決定力」
「可愛さの破壊力すげぇ」「セクシー」なでしこ岩渕真奈が眩いビキニ姿を披露! 熊谷紗希とバカンスを楽しむ様子が反響
「今まで最も争奪戦が激しかった選手は?」内田篤人の問いに鹿島の名スカウトは何と答えた?「いまでもFWでは一番」

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 唯一無二の決定版!
    2月15日発売
    2024 J1&J2&J3
    選手名鑑
    60クラブを完全網羅!
    データ満載のNo.1名鑑
    詳細はこちら

  • 週刊サッカーダイジェスト いざW杯予選へ!
    3月8日発売
    元代表戦士、識者らと考える
    日本代表の現在地と未来
    2026年へのポイントは?
    J1&J2全クラブ戦力値チェックも
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 夏の移籍を先取り調査!
    3月21日発売
    大シャッフルの予感
    SUMMER TRANSFER
    夏の移籍丸わかり
    完全攻略本2024
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ