来年1月まで公式戦に出場できず
不透明さと不可解さが混在したオペレーション――。スペイン代表FWラウール・デ・トマスのエスパニョールからラージョ・バジェカーノへの移籍のことだ。
新シーズンに向けてチームが始動した頃から、エスパニョールのディエゴ・マルティネス新監督との意見の食い違いを発端に、移籍を志願していると伝えられていた。「筋肉系のトラブル」というありがちな理由で、全体練習には1度しか参加していない。
そんな中、レアル・マドリー、バイエルン・ミュンヘン、マンチェスター・ユナイテッド、トッテナム・ホットスパー、レアル・ソシエダといったクラブが新天地候補として名前は挙がるものの、いずれも噂の域を出ず、『アス』紙によると、移籍期間終了直前にラージョと合意に達したが、書類の提出が間に合わず破断に終わったという。
そしてその後、両クラブは再び歩み寄り、今回期限外での発表となった。報じられている移籍金は800万ユーロ+出来高300万ユーロ。契約解除金に設定されていた7000万ユーロはもちろん、エスパニョールが当初希望していた4000万ユーロにも、2020年1月の獲得時(ベンフィカから)に投じた2250万ユーロにも及ばない。
新シーズンに向けてチームが始動した頃から、エスパニョールのディエゴ・マルティネス新監督との意見の食い違いを発端に、移籍を志願していると伝えられていた。「筋肉系のトラブル」というありがちな理由で、全体練習には1度しか参加していない。
そんな中、レアル・マドリー、バイエルン・ミュンヘン、マンチェスター・ユナイテッド、トッテナム・ホットスパー、レアル・ソシエダといったクラブが新天地候補として名前は挙がるものの、いずれも噂の域を出ず、『アス』紙によると、移籍期間終了直前にラージョと合意に達したが、書類の提出が間に合わず破断に終わったという。
そしてその後、両クラブは再び歩み寄り、今回期限外での発表となった。報じられている移籍金は800万ユーロ+出来高300万ユーロ。契約解除金に設定されていた7000万ユーロはもちろん、エスパニョールが当初希望していた4000万ユーロにも、2020年1月の獲得時(ベンフィカから)に投じた2250万ユーロにも及ばない。
ラウール・デ・トマスにとっては、19年夏に退団して以来の古巣への帰還となるが、来年1月まで選手登録ができず、公式戦に出られないことから、カタール・ワールドカップへの扉は事実上閉ざされたと言っていいだろう。
そもそも、どうして移籍期間中に妥協点を見出すことができなかったのか。スペイン代表に呼ばれていたほどの実力者に、本当にラージョ以外から正式なオファーが届かなかったのか。疑問は尽きない。
退団発表後、ラウール・デ・トマスは長く続けていた沈黙を破り、一連の騒動におけるエスパニョールの対応を強く非難し、マルティネス監督とドミンゴ・カトイラSDの決断に苦言を呈している。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
【PHOTO】2022年夏の移籍市場で新天地を求めた名手たちを一挙紹介!
そもそも、どうして移籍期間中に妥協点を見出すことができなかったのか。スペイン代表に呼ばれていたほどの実力者に、本当にラージョ以外から正式なオファーが届かなかったのか。疑問は尽きない。
退団発表後、ラウール・デ・トマスは長く続けていた沈黙を破り、一連の騒動におけるエスパニョールの対応を強く非難し、マルティネス監督とドミンゴ・カトイラSDの決断に苦言を呈している。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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