日本代表は７月24日、豊田スタジアムで中国代表と対戦。ゴール前に守備を固めた相手を崩し切れず、スコアレスドローに終わった。
試合後、トップ下で先発した脇坂泰斗が、悔しい気持ちを口にした。
「チームとしても、個人としても結果が求められるゲームでした。チャンスがなかったわけではないので、決め切るところが足りなかったと感じています」
無得点に終わった中国戦は、果たしてどう攻撃すべきだったのだろうか。脇坂はボランチとの連係に触れつつ、次のような答えを導き出した。
「押し込んでいる展開が多かったので、ゴール前に人数をかけるほうがいい。そこで橋本（拳人）選手と野津田（岳人）選手に『前に来てくれ』と言っていて、そこで距離感が近くなった。ただ、中に引き付けて外に展開するとかが、もっと必要だったかなと。（まだ試合を）見直してはいないので、客観的な意見にはなりますが。そういった中からいく意識を合わせていければ、より外も空いてくる」
「中に引き付けて外に展開するのが必要だった」
また、脇坂はワントップとの関係性についても言及しつつ、他にも攻撃の改善点を見出していた。
「僕が下がると細谷（真大）選手が孤立してしまうので、僕が下がるのはベストな選択ではないと、やっていたなかで思っていました。（ただ、）そこはポジションの入れ替えとか、配置のスライドでもいい。僕が下がったら、ボランチの１枚が少し前にポジションを取るとか、そういったところは、もっと必要だったと思う」
Ｅー１選手権の次戦は、７月27日に韓国と豊田スタジアムで対戦する。脇坂はこう意気込んだ。
「森保監督からも『次が大事』という話もありました。チーム全員が切り替えているので、韓国戦を全力で戦って、優勝したいと思います」
攻撃を的確に分析していた脇坂が、韓国戦でどんなパフォーマンスを見せるか注目だ。
構成●サッカーダイジェスト編集部
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