現地時間７月４日、ブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスのマンチェスター・シティからアーセナルへの完全移籍が正式に決定した。同日、このビッグディールに関して、アーセナルのミケル・アルテタ監督が大きな役割を果たしたと英メディアの『90MIN』が報じている。

　アルテタは2019年にアーセナルの監督に就任する前、2016年から約３年間に渡ってマンチェスター・Cのアシスタントコーチを務めており、G・ジェズスとともに仕事をした仲だ。

　そんなスペイン人指揮官に対し、G・ジェズスはアーセナルの公式ホームページで、「クラブ、選手、プロジェクト、そして将来について何度か話をした。僕はミケルのことを100パーセント信じている。彼はとても良い人だし、良い監督でもある」と話し、絶大な信頼を寄せているようだ。

「彼には（シティで）たくさん助けてもらったよ。トレーニングの後はいつも一緒にフィニッシュの練習をしたりね。とても知的な人で、素晴らしい選手だったから、知っていることを、僕や若い選手に教えることができるんだ」
 

　また、G・ジェズスは、プレミアリーグ歴代最多となる４度の得点王に輝くなど、アーセナルで数々のタイトル獲得に貢献し、現在はベルギー代表のアシスタントコーチを務めるティエリ・アンリの存在により、アーセナルのファンだったことを明かしている。

「僕が幼い頃にアーセナルを追っていたのは、アンリがいたからだ。もちろん、ヨーロッパのチームはそんなに見ていなかったけど、ここでプレーしている選手たちを見たとき、『すごい、ここはビッグクラブだ』と思ったんだ。アーセナルと対戦したとき、エミレーツはとても良いスタジアムだったので、ここでプレーできることにとても興奮している」

　25歳のストライカーは、「ビッグクラブと契約できて、本当にうれしいよ。アーセナルでプレーできることを知った初日から、僕は幸せだった。スタッフも知っているし、ブラジル人選手も何人か知っている。トッププレーヤーがたくさんいることもね。彼らは若いし、僕もまだ若いから、ここで力になれるのは本当にうれしい」と意気込んだ。

　得点力に長けたブラジリアンの、新天地での活躍に注目だ。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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