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怒り狂ったアルメニア代表DF、副審へボトルを投げつけるもお咎めなし。敵国OBは苦言「罰を受けるべき」「VARもあるのに…」

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2022年06月09日

ネーションズリーグのスコットランド戦で

怒りを爆発させ、まさかの行動に出たホフハニシャン。(C)Getty Images

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 怒り狂ったアルメニア代表DFが暴挙に出た。英紙『Mirror』などが報じている。

 現地時間6月8日に開催されたUEFAネーションズリーグのグループステージで、アルメニアはスコットランドと敵地で対戦し、0―2で敗れた。この一戦で、問題の場面が起こったのは、すでに2点が入って迎えた前半アディショナルタイム3分だった。
 
 スコットランドに自陣中央でのFKから繋がれ、最後はスコット・マッケンナがネットを揺らされる。すると、アルメニアの選手たちはすぐさまオフサイドをアピールし、猛抗議。しかし、副審は旗を上げず、主審もゴールを宣告した。

 これに怒りを爆発させたアルマン・ホフハニシャンは、なんとゴール脇に置いてあったボトルを拾い上げ、副審のいる方向へ投げつけたのだ。幸い、副審はすでにハーフウェイラインに向かって走っており、ボトルが直撃することはなかった。

 ホフハニシャンもラッキーだったと言えるかもしれない。ハーフタイムにリプレーが映し出されるまで、この出来事はほとんど気付かれることなく、退場処分を免れたばかりか、イエローカードさえ提示されることはなかった。ただ、スコットランドのジョン・マッギンは衝撃の行動を察知し、レフェリーの元に駆け寄っていた。
【画像】見過ごされたアルメニア代表DFによる狂気の行動
 なお、最終スコアから見ても分かる通り、ホフハニシャンが激怒したスコットランドの3点目は、VAR介入の末に取り消しとなっている。

 元スコットランド代表のアラン・ハットン氏は、この判定に「あれは酷い。彼は罰を受けるべきだ」と訴えているほか、同じくスコットランド代表OBのジェームズ・マクファーデン氏も“お咎めなし”に首をかしげている。

「ジョン・マッギンのリアクションを見ればわかるが、彼は右手を上げて、投げたと言った。ボトルを拾って、審判に向かって投げて、それで逃げようと考えるなんて、信じられない。VARもあるし、カメラもあちこちにあるんだから、それを見るべきだよ」

 アルメニア代表8キャップ目を刻んだ28歳の左SBは、結局最後までピッチに立ち続けた。クラブレベルでは5月に母国リーグのピュニク・エレバンを退団し、現在はフリーとなっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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