2021年7月に誕生した会員制オンラインクラブ「ALLSTARS CLUB」。サッカーファンの間では大きな話題となり、イニエスタやブッフォン、ロベルト・カルロスといった世界的なスーパースターからACミランで10番を背負いブレイク中のブラヒム・ディアス、スコットランドで大活躍する古橋亨梧などがALLSTARS CLUBでしか見られない動画やメッセージを配信している。

　そのALLSTARS CLUBがイギリスのメモラビリア販売サイト「ICONS.COM」と⽇本独占契約を結び、世界的スター選手の正真正銘の直筆サイン⼊りグッズの販売を開始した。

　今回はそのメモラビリアのなかからサッカーダイジェストweb編集部が注目するアイテムを当時の様子を振り返りながら紹介する。
 

■FCバルセロナ 2013-14シーズンユニホーム【Heroフレーム入り】
リオネル・メッシ、シャビ、アンドレス・イニエスタ直筆サイン入り 

　”ティキタカ”と称される華麗なボール回しで圧倒的な強さを誇っていたバルセロナの黄金期を語るうえで欠かせないのはシャビ、イニエスタ、メッシのトリオだろう。2010-11シーズンにはバロンドールの最終候補者3人を独占するなど、カンテラ出身の3人はバルセロナの理念を体現する存在でもあった。

　全員が世界最高のテクニック、シュート技術、相手をあざ笑うようなドリブル、パスセンスを持ちながらも異なる役割を担うことで抜群のコンビネーションでバルセロナファンでなくとも、そのサッカーに魅了された。

　2013-14シーズンはバルセロナにとって大きな変革期であった。その前のシーズンでチームをリーグ優勝に導いた故ティト・ビラノバ氏が指揮を執るはずだったが、健康面の理由から開幕1か月前に監督が交代。アルゼンチン人のヘラルド・マルティーニが新監督として招聘された。

　新戦力としてのちにメッシ、ルイス・スアレスとともに「MSN」と呼ばれた破壊的な3トップの一角を担うネイマールが加入した。一方でチームの中心だったのはカンテラ出身のシャビ、イニエスタ、ブスケツの中盤3人にメッシとペップ時代からチームを支える不動のメンバーだった。

　このシーズンはレアル・マドリー、アトレティコ・マドリーと宿敵であるマドリーのクラブの軍門に下ることになったが、このシーズンの悔しさは翌2014-15シーズンに新監督として新たな黄金期をもたらすルイス・エンリケ新監督の率いたチームによって「3冠」という完璧なリベンジを果たして見せた。

　その後、シャビ、イニエスタ、メッシの3人はバルセロナを退団して、それぞれの道を歩んでいる。3人が同じピッチでプレーする機会はもうない。

　しかし、この3人がバルセロナで見せてくれたプレーは生涯ファンを魅了し続け、サッカー史に残る功績とともに語り継がれるはずだ。その歴史を閉じ込めた一生の宝になるメモラビリアだ。