11月11日に開催されたカタール・ワールドカップ（W杯）アジア最終予選の第５節で、日本代表はベトナム代表と対戦。１-０でアウェーの日本が勝利を収めている。

　この試合結果により、ベトナムは５試合を終えて未だ勝点０という状態だ。だが、現地での反応は決して悲観的なものだけではない。

　現地メディア『Webthethao』は、「パク・ハンソ監督とその生徒たちが、正しい方向に進んでいる証である」と伝えている。

「日本のような格上を相手に、守備では粘る強さを見せつけ、苦しめた。相手の攻撃を無力化するためにディフェンスラインが奮闘し、非常に優れたパフォーマンスを発揮した。僅差で終われたことは、我々の進む道が正しいという証明でもある」
 

　また、MFグエン・クアン・ハイは試合後に「負けたけれど、日本のような格上の相手に対して、パク・ハンソ監督のもと、しっかりと準備してきたことができたし、チーム全体が勝利への意欲を失わなかったことを誇りに思う」と述べたという。

　さらに現地メディア『tuoitre』もいくつかの反響を紹介し、「ベトナムの成長に驚く人々がいたようだ」と記述している。

「ベトナムの検討を称える声は、SNS上でも溢れた。あるファンは、『非常によく組織されていて、個人技にも優れ、中盤が素晴らしい。必要なのは自信だ。アジアの強豪と戦ったのだから、もっと自信を持っていい』『日本のような強豪に対して、ベトナムがこんなに良いプレーをするのは素晴らしい』『彼らは東南アジアレベルでは上位だが、』といった声がみられる」

　一方で、日本の出来には疑問符を投げかけるファンも多かったようだ。「ベトナムはよかった。しかし、アジアの強豪チームは１点しか取れなかったことは、やや心配になる」「アタックは迫力がある場面とない場面があったな」といった懸念も見られたという。

　未だ最終予選で勝利のないベトナムは、次戦もホームで、サウジアラビアと対戦する。日本戦での奮闘を糧に、今度こそ初白星を手にすることができるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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