11月11日に開催されるカタール・ワールドカップのアジア最終予選第５節で、日本代表が敵地で対戦するのがベトナムだ。

　ここまで０勝４敗でグループ最下位に沈んでおり、まずは１ポイント奪取を目指してくるだろう。

　そんななか、元ベトナム代表DFのフイン・クアン・タンが、日本の印象について語っている。現地メディア『The Thao』が伝えた。

「2007年のアジアカップで対戦したが、ベトナムは日本に大きく遅れをとっていた。差は大きかった。日本のパスサッカーは、韓国よりも怖い。ベトナムもパスを繋ぐスタイルだが、日本はより危険だ。彼らは基本的なテクニックに優れ、より巧みで、非常に正確にショートパスを繋ぐ。言うまでもなく難しい相手だ」

　ベトナム代表で45キャップを誇るSBは、「中国とは異なり、フィジカルに関しては、日本はベトナムの選手よりも優れているわけではない。重要なのは、彼らはスキルがあり、非常に速いことだ」と続けている。

　さらに、「外から見ると、（日本が）とても簡単にパスを繋いでいるように見えるかもしれないが、ピッチレベルでは本当に難しい。彼らは非常に正確で、バルセロナやスペイン代表のように滑らかに繋いでいく」と、対戦を振り返っている。

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　2011年の親善試合でも日本と対戦したという37歳は、「当時も日本は欧州組がたくさんいた。今も当時とそれほど変わらない。日本はまだ我々よりも高いレベルにある。だが、当時との違いは、彼らが以前ほど多くのゴールを奪っていないということだ」

　日本はここまで４試合３ゴールで、４得点のベトナムより少ないグループ最小だ。最後に、フイン・クアン・タンはこう締めくくっている。

「レベルを比較すると、日本が我々よりはるかに進んでいるのは明らかだ。そのような強い相手と対戦できることは、プレーヤーにとって非常に貴重な経験となる」

　日本に対し、ベトナムがどんな戦いを挑んでくるのか。注目の一戦は11日の21時（日本時間）にキックオフされる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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