韓国代表の主力アタッカーがまさかの苦境に陥っている。ウォルバーハンプトンに所属するファン・ヒチャンだ。

　韓国メディア『InterFootball』は５月14日、「３番手に転落したファン・ヒチャンの悲しい現実。ウォルバーハンプトン最悪の選手に選出。17位の屈辱」と見出しを打った記事を掲載。「これが、今シーズン最悪の不振に陥っているファン・ヒチャンの残念な現実だ」と伝えた。

「英国の『Football 365』が、今シーズンのプレミアリーグ各クラブのワースト選手を選出した。ウォルバーハンプトンからはファン・ヒチャンをチョイスした。ファン・ヒチャンの評価は6.15。これは全20チームで、最も低い評価を受けた選手の中で17位にあたる」

　同メディアは「直近のリーグ戦９試合でわずか28分の出場にとどまり、そのうち４試合はベンチ入り、２試合はメンバー外となった。今シーズン、ファン・ヒチャンは公式戦24試合でわずか２ゴール・１アシストにとどまっている」と指摘。この28歳の出場時間の少なさについて質問されたウルブスのヴィトール・ペレイラ監督のコメントを紹介している。

「我々はツートップを使わない。最近はストランド・ラーセンがゴールを決めている。ファン・ヒチャンを使う場所がない。これがサッカーだ」

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　記事は「さらに、ファン・ヒチャンは11歳年下の有望株に追いやられた。2007年生まれ（17歳）のマテウス・マネは、ブライトンに敗れた試合で89分に投入され、出場時間は短かったものの、意義深い記録を残した。クラブ史上最年少のプレミアリーグデビューを果たしたのだ」と綴り、こう続けた。

「試合前、ファン・ヒチャンに厳しかったペレイラ監督は、試合後には全く逆の評価を下し、『マネは単なる将来有望株ではない。毎日努力を重ねる、本当に特別な選手だ』と述べた。実際、ファン・ヒチャンはラーセンとマネに次ぐ３番手に位置づけられている」

　そして、「ファン・ヒチャンの契約期間は2028年６月までだ。2023年にウォルバーハンプトンと５年間の契約延長を結び、長期的な関係を約束した。しかし、わずか２年で立場は大きく変わった」と締め括っている。

　自国のスターの苦境を嘆いている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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