• トップ
  • ニュース一覧
  • 【J1】サッカーダイジェスト担当記者が2015シーズンを展望 仙台編|堅守復活で勝点50を積み上げろ!

【J1】サッカーダイジェスト担当記者が2015シーズンを展望 仙台編|堅守復活で勝点50を積み上げろ!

カテゴリ:Jリーグ

古田土恵介(サッカーダイジェスト)

2015年03月01日

『球際』、『切り替え』、『走力』でひと桁順位を狙う。

能力、実績を考えればFWの一番手はウイルソンだろう。ただ、R・ロペスと奥埜のセットで結果を出しているため、完調でなければ入れ替えも。個人的な注目はルーキーの茂木がスタメンを奪えるかどうか。/フォーメーション内、赤字の選手は新戦力。

画像を見る

 2004年以来の2ステージ制で開催される2015シーズンのJ1が、いよいよ3月7・8日に開幕する。果たして、開幕戦に臨む各チームの仕上がりはいかなるものか。
 
 ここでは、3か年計画をスタートさせ、まずはひと桁順位を目指す仙台をクローズアップ。オフからの動向を踏まえ、今シーズンを展望する。
 
――◆――◆――
 
ベガルタ仙台
昨季リーグ成績:14位 勝点38 9勝11分14敗 35得点・50失点
 
Q
オフの採点。 補強を含めたここまでの準備は100点満点で何点?

75点
 赤嶺と武藤の移籍が早々と決定したにもかかわらず、主力級を補填できなかったのはマイナスポイント。キャンプで負傷者が少なくなかったのも痛手だ。ただ、ウイルソンを含めて怪我人の大半が開幕に間に合いそうで懸念事項とはならないだろう。
 
 また、MF登録のハモン・ロペスと奥埜がFWとして結果を残し、ルーキーの茂木も右サイドハーフでスタメン候補に挙がるなど、今オフでの大幅な血の入れ替えは「若返り」と「競争力アップ」に一役買っている。
 
 渡邉監督の「『球際』、『切り替え』、『走力』ではどんな状況であれ相手に劣ってはならない」との言葉どおり、その3点に注力したトレーニングも順調に消化できている。実戦での手応えも掴んでおり、勝点50以上でのひと桁順位も十分に現実的な目標だろう。
 
Q
昨季から大きく変わった点は?

「次なる20年に向けた第一歩」、「(常勝軍団を作る)3か年計画の大事な1年目」(渡邉監督)を考えれば、戦力刷新は歓迎すべきなのかもしれない。戦術面の変化は、指揮官の「守備での鍵は後ろではなく前」という言葉とキャンプを見れば一目瞭然。
 
 目指すべき堅守のスタイルは、走力を活かした積極的なプレスと攻守の切り替えで、得点までをセットに考えたドルトムントの「ゲーゲンプレッシング」と手倉森体制時にベースを築いたリトリート型の守備の使い分けだ。
 
Q
チームの最大の強みと懸念材料は?

 DFの鎌田、MFの富田と梁、FWのウイルソンと軸になるセンターラインは昨季から不動の顔ぶれ。自陣深くで網にかけて奪取したボールを縦に早く運ぶ場面を想定すれば、ここの連係が熟成されていることは要所で強みとなるはずだ。
 
 また、芯のとおった背骨に渡部、ハモン・ロペス、奥埜らしっかりとした肉付けをできたのは好評価。しかし、肝と言うべきボランチは新戦力のキム・ミンテが未知数で、武井も安定感という面で心許ない。主軸の負傷など不測の事態が起こった際にはチームが瓦解する恐れも皆無ではない。

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 唯一無二の決定版!
    2月15日発売
    2024 J1&J2&J3
    選手名鑑
    60クラブを完全網羅!
    データ満載のNo.1名鑑
    詳細はこちら

  • 週刊サッカーダイジェスト いざW杯予選へ!
    3月8日発売
    元代表戦士、識者らと考える
    日本代表の現在地と未来
    2026年へのポイントは?
    J1&J2全クラブ戦力値チェックも
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 夏の移籍を先取り調査!
    3月21日発売
    大シャッフルの予感
    SUMMER TRANSFER
    夏の移籍丸わかり
    完全攻略本2024
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ