選手・監督 寸評／採点
※週刊サッカーダイジェスト11.18号（11月５日発売）より
 
【G大阪】
［GK］
１　東口順昭　６　
クロスボールの処理はほぼ完璧だっただけに、最後の失点が悔やまれる。
［DF］
14　米倉恒貴　６　
機を見て馬力溢れる攻め上がりを披露。守備もそつなく対応した。
５　丹羽大輝　5.5　
球際で今野とボールをお見合い。中央突破され痛恨のゴールを許す。
８　岩下敬輔　６　
空中戦の競り合いで強さを発揮し、ポジショニングも的確だった。
22　オ・ジェソク　６　
守備に重心を置いて太田の突破にも対応。中央への絞りもサボらず。
［MF］
15　今野泰幸　６　
精力的に動いて攻守に貢献。ただ最後に丹羽との意思疎通が乱れた。
７　遠藤保仁　6.5　
効果的な上がりで先制点を演出。球際での圧力は、終盤まで衰えず。
13　阿部浩之　5.5　
崩しの局面でアクセントを加えられず。どこか身体が重そうな印象。
19　大森晃太郎　6.5　
足にボールがつかない時間が続いたが、２試合連続ゴールはお見事。
［FW］
39　宇佐美貴史　5.5　
二度の決定機のどちらかを決めていれば。ここ一番で精度を欠いた。
29　パトリック　６　
トップスピードで裏へのランを続けるも、シュートはやや物足りず。
［交代出場］
11　倉田 秋（MF）　―　
前線から懸命にボールをチェイシング。守備面での役割は果たした。
20　佐藤晃大（FW）　―　
前でボールを収めて時間を作るなど、逃げ切りを図る意図は見えた。
９　リンス（FW）　―　
短いプレー時間でも、前線で基点となって一度チャンスを演出した。
［監督］
長谷川健太　5.5　
チーム全体の動きが鈍く、交代策でも活性化できず。打つ手はなし。
 
【仙台】
［GK］
21　関憲太郎　６　
危ないシーンは何度も訪れたが、慌てずに１失点のみに抑え込んだ。
［DF］
25　菅井直樹　６　
38分に鋭いドリブルで好機を作る。守備での１対１も安定していた。
２　鎌田次郎　６　
後半は数的不利の局面もあったが、ぎりぎりのところで耐え続けた。
29　上本大海　６　
失点に絡んだが、それ以外では鋭い出足や空中戦の強さが際立った。
５　石川直樹　5.5　
後半は米倉や大森に押し込まれる時間が続き、常に後手に回る展開。
［MF］
11　太田吉彰　６　
一度パスミスで大ピンチを招く。交代までドリブルで速攻の起点に。
17　富田晋伍　5.5　
パスを左右に散らして組み立てたが、徐々にプレーの精度が落ちた。
10　梁 勇基　5.5　
守備に大半のエネルギーを割いた分、崩しの局面で効果的に絡めず。
８　野沢拓也　６　
要所で見せる足下の技術が光り、シュート２本と積極性も示した。
［FW］
24　赤嶺真吾　5.5　
前線でボールが収まらず、後半はふらふらとする時間が長く続いた。
19　武藤雄樹　６　
シュート精度を欠いたが、縦横無尽に動いてG大阪ゴールに迫った。
［交代出場］
13　柳沢 敦（FW）　6.5　
終盤に大仕事。歴代１位となるJ１リーグ17年連続ゴールを達成。
34　ハモン・ロペス（MF）　―　
左サイドを突破したドリブルに加え、同点弾を導いた高さで高評価。
14　佐々木勇人（MF）　―　
ゴールに向かう果敢な姿勢を見せ、反撃ムードの流れを作り出した。
［監督］
渡邉 晋　6.5　
３枚の交代カードがいずれも奏功。土壇場で貴重な勝点１を拾った。
 
［試合内容］
前半は仙台ペースで推移するも、互いに決定打を欠いて前半を折り返す。後半はG大阪が攻勢を強めて、46分に大森が先制ゴール。しかし、仙台も交代カードを切って盛り返し、終盤に柳沢が同点弾を決めて引き分けに終わった。