選手・監督 寸評／採点
※週刊サッカーダイジェスト11.18号（11月５日発売）より
 
【C大阪】
［GK］
21　キム・ジンヒョン　５　
不用意なポジショニングで同点弾を献上。好セーブはあったが……。
［DF］
４　藤本康太　５　
阿部拓を倒し、PKを与える。頭部の出血で集中力が乱れたか。
14　丸橋祐介　５　
後半、裏のスペースを突かれ、ピンチを招く。結局修正できなかった。
17　酒本憲幸　5.5　
ロングフィードを数本送ったが、精度はイマイチ。守備は頑張った。
23　山下達也　５　
阿部拓、クリスティアーノのスピードに翻弄され、後手に回った。
［MF］
２　扇原貴宏　5.5　
前半は前線にパスを供給したが、全体が下がった後半は良さが出ず。
５　長谷川アーリアジャスール　５　
痛恨のクリアミスで３失点目の原因に。周囲を鼓舞する姿は光った。
25　キム・ソンジュン　５　
積極的にボールを奪うまでは良かったが、その後のプレーが雑すぎる。
13　南野拓実　５　
終始チームプレーに徹し、守備に奔走。自ら持ち味を消してしまった感。
［FW］
20　杉本健勇　６　
正確なポストで、チームを牽引。安定したパフォーマンスだった。
33　カカウ　６　
欲しかった先制点を奪取。だが、それ以降は仕事ができなかった。
［交代出場］
10　フォルラン（FW）　５　
見せ場は、終了間際の直接FKだけ。プレーに覇気が感じられない。
11　楠神順平（MF）　5.5　
ドリブルで強引にでも前に運ぼうとするも、甲府守備陣に潰された。
［監督］
大熊裕司　５　
先制点を奪いながら、後半の入り方に失敗。交代カードも１枚残した。
 
【甲府】
［GK］
１　荻 晃太　5.5　
カカウに１点を決められるも、それ以外にピンチらしいピンチはなし。
［DF］
35　畑尾大翔　６　
南野の突破を食い止めるなど、右サイドの守備をしっかり固めた。
４　山本英臣　6.5　
PKを冷静に決め逆転弾をゲット。最後方からチームを引き締めた。
６　佐々木翔　６　
空中戦は抜群の強さ。タイミング良く上がり、アーリークロスも供給。
［MF］
16　松橋 優　5.5　
持ち味のスピードは活かせずとも、スペースを埋め丸橋を牽制した。
８　新井涼平　６　
サイドのスペースのカバーリングに走り、縁の下でチームを支える。
５　マルキーニョス・パラナ　5.5　
中盤での接触プレーで左足を痛め、34分に悔しい途中交代となった。
27　阿部翔平　5.5　
セットプレーで好機を演出。長谷川にやや自由を与えてしまった。
［FW］
７　石原克哉　６　
FKで盛田の同点ゴールをアシスト。途中から右WBでもプレー。
９　阿部拓馬　６　
カカウにボールを渡し失点を招いたが、後半にPKを獲得して汚名返上。
19　盛田剛平　6.5　
「まぐれ」と自身のゴールを振り返るも、見事、チームを生き返らせた。
［交代出場］
30　保坂一成（MF）　６　
無難なパス回しに終始していたが、73分、試合を決める３点目を奪う。
10　クリスティアーノ（FW）　6.5　
右サイドを何度も破り、逆転勝利の立役者に。ドリブルがキレていた。
23　稲垣 祥（MF）　5.5　
出場時間約10分も幅広く動き回り、３-１の状況をキープした。
［監督］
城福 浩　6.5　
クリスティアーノ、保坂の投入がズバリ。ライバルから貴重な勝利。
 
［試合内容］
両チームともに静かな立ち上がりを見せたが、ワンチャンスをカカウが決めてC大阪が先制。しかし後半、甲府にペースを握られたC大阪は、盛田、山本、保坂にネットを揺らされ痛恨の逆転負け。残留を争うライバルに敗れ、苦しい状況に追い込まれた。