選手・監督 寸評／採点
※週刊サッカーダイジェスト11.11号（10月28日発売）より
 
【横浜】
［GK］
１　榎本哲也　6　
守備面は安定していた。ただしバックパスの処理がやや不安定か。
［DF］
13　小林祐三　5.5　
これといった見せ場はないが右サイドの守備で穴を開けなかった。
22　中澤佑二　6　
山下に競り負けた以外、盤石の内容。リスクヘッジを強調した。
15　ファビオ　6　
危険な場面に遭遇せず。前への積極的なトライで攻撃の芽を摘む。
23　下平 匠　6　
前半はおとなしい内容。ポゼッションできた後半は前で攻撃に絡む。
［MF］
7　兵藤慎剛　5.5　
ファーストボランチとしては機能。ただ攻撃の目先は変えられず。
20　佐藤優平　6　
最近の武器であるランニング能力はボランチ起用によって消えた。
25　藤本淳吾　5.5　
決定機に放ったヘディングの行方が勝利と引き分けの差となった。
10　中村俊輔　5.5　
この日は中盤の構成を考えて下がり気味でのプレーを選択していた。
11　齋藤 学　6　
パスワークの中にドリブルという変化を加えるも、最後決め切れず。
［FW］
16　伊藤 翔　5　
チーム全体が静かな前半のみ出場。不出来は彼だけの問題ではない。
［交代出場］
19　藤田祥史（FW）　6　
ポスト役としてボールを受け、その後は相手ゴール前に入っていく。
17　端戸 仁（MF）　5.5　
切り札として投入されたが、思うような形でボールを受けられず。
［監督］
樋口靖洋　5.5　
苦しい台所事情とはいえ、佐藤のボランチ起用は正解だったのか。
 
【C大阪】
［GK］
21　キム・ジンヒョン　6.5　
前半に飛び出すタイミングを間違える場面もあったが事なきを得た。
［DF］
4　藤本康太　6　
下がりながらの対応に安定感。数的優位を保ちながら上手く守った。
14　丸橋祐介　5.5　
ビルドアップで効果的な配給がある反面、単純なミスも散見された。
17　酒本憲幸　5.5　
積極果敢に攻め上がった後のクロスは、ターゲットを捉えられず。
23　山下達也　6　
中澤のマークを振り切ってのヘディングシュートはポストを叩く。
［MF］
2　扇原貴宏　5.5　
セットプレーのキッカーとしてCKで精度の高いボールを供給する。
5　長谷川アーリアジャスール　5　
違いを生み出せず。前を向いて仕掛ける場面がほとんどなかった。
13　南野拓実　5.5　
カウンター時のドリブルは迫力満点。ただ全体的には消化不良だ。
25　キム・ソンジュン　5　
中盤でハードワークしたがマイボール時に効果的にプレーできず。
［FW］
20　杉本健勇　5.5　
相手DFを背負って受けるプレーはまずまず。前を向きたかった。
33　カカウ　6　
変化をつけられる唯一無二の存在。途中交代に不満げなのも当然だ。
［交代出場］
9　永井 龍（FW）　-　
サイドを必死に戻り相手のカウンターをストップしたのが主な仕事。
11　楠神順平（MF）　-　
左サイドを切り裂き惜しいシュート。ワンチャンスを決めたかった。
7　新井場徹（DF）　-　
終了間際に右SBとして出場。なにかをできる出場時間ではない。
［監督］
大熊裕司　5　
残留争いというプレッシャーもあり、伸び伸びとした采配は難しい。
 
［試合内容］
両チームともに決定打を欠いたゲームはスコアレスのまま終了。横浜は68分の決定機を藤本が決め切れず、終盤は優位に試合を進めたものの、ゴールは遠かった。一方、残留争いの渦中にいるＣ大阪はアウェーで貴重な勝点１獲得。