選手・監督 寸評／採点
※週刊サッカーダイジェスト11.4号（10月21日発売）より
 
【G大阪】
［GK］
1　東口順昭　7　
小林のシュートを片手で止めるスーパーセーブ。まさに「神の左手」。
［DF］
14　米倉恒貴　7　
CKから頭で値千金の決勝ゴール。攻守にわたる運動量も群を抜く。
5　丹羽大輝　6.5　
レナトに目を光らせながら、ピンチになれば身体を張って阻止した。
8　岩下敬輔　6　
何度か逆を突かれたが、局面の対応は最後まで落ち着き払っていた。
22　オ・ジェソク　6　
機を見て相手ゴール前へと侵入。守備の集中力は最後まで途切れず。
［MF］
27　内田達也　6　
上がった時の展開は課題も守備面はそつなし。今野の代役を務めた。
7　遠藤保仁　6.5　
球際で判断力と対応力が光り、老練なプレーで中盤をコントロール。
13　阿部浩之　5.5　
レナトの対応に体力を削られた感もあり、シュートは０本に終わる。
19　大森晃太郎　6.5　
攻守の切り替えスピードが素晴らしく、特に守備面で貢献度が高い。
［FW］
39　宇佐美貴史　6　
時折見せたドリブルはまさに脅威の的。カウンター時の迫力は圧巻。
29　パトリック　5.5　
果敢に裏のスペースを狙い続けたが、相手の対応が一枚上手だった。
［交代出場］
17　明神智和（MF）　6　
守備の任務をそつなく遂行。広範囲を見ながらゲームを終わらせた。
11　倉田 秋（MF）　－　
前線からのチェイシングを怠らず、献身的な守備で勝利に貢献した。
9　リンス（FW）　－　
短い時間ながら、右からドリブル突破を図りチャンスを作り出した。
［監督］
長谷川健太　6.5　
前半は押し込まれるも、後半はきっちり修正。組織も安定していた。
 
 
【川崎】
［GK］
1　杉山力裕　5.5　
ハイボールの対応が不安定。遠藤に際どいコースを狙われていた。
［DF］
3　田中裕介　6　
前半は高い位置まで進入していたが、後半は推進力が徐々に低下。
2　實藤友紀　6　
素早い出足で対応。ギリギリでボールに触るなど、粘り強さも光った。
15　谷口彰悟　5.5　
CKで米倉に飛び込まれて失点。パス回しも、この日は慎重すぎた。
23　登里享平　6　
レナトのサポートに苦心。激しいアップダウンを最後まで続けた。
［MF］
16　大島僚太　6　
捌く力は目を引いたが、前線と呼吸が合わずにパスがズレる場面も。
14　中村憲剛　5.5　
珍しく不用意なパスミスが多く、攻撃面で変化を加えきれなかった。
11　小林 悠　5.5　
裏への飛び出しは効いていたが、後半の好機は確実に決めたかった。
10　レナト　6　
鋭いドリブルで攻撃を牽引するも、ふたりに対応されて抜ききれず。
［FW］
9　森島康仁　5.5　
ヘディングで再三ゴールを狙った。動き方にもう少し工夫が欲しい。
13　大久保嘉人　5　
トップ下的に振る舞うが怖さは感じられず。シュートも０本だった。
［交代出場］
19　森谷賢太郎（MF）　5.5　
ゴール前に顔を出してチャンスを作るなど、攻撃の幅を広げていた。
8　小宮山尊信（DF）　‐　
ロスタイムにエリア内まで進入し、谷口へ絶妙なパスを通していた。
［監督］
風間八宏　5.5　
前半は良いリズムも後半に失速。森谷投入は一定の効果を見せたが……。
 
［試合内容］
前半はボールを保持する川崎に対し、G大阪が受ける構図でゲームが進むなか、拮抗状態が破れたのは57分。CKから米倉が頭で押し込んで先制したG大阪は、最後まで守備組織が安定感を維持し、虎の子の１点を守りきった。