選手・監督 寸評／採点
※週刊サッカーダイジェスト10.21号（10月７日発売）より
 
【浦和】
［GK］
21　西川周作　5.5　
出るのか待つのか迷い先制点を与える。焦らなければ対処できたか。
［DF］
46　森脇良太　6　
攻撃参加から倒され同点となるFKを獲得。連係の乱れから失点も。
4　那須大亮　7　
こんな展開の時は那須頼み、という期待に応えて豪快に決勝ゴール。
5　槙野智章　5.5　
衛藤に振り切られ先制点を許す。最近似た傾向のピンチが増えている。
［MF］
14　平川忠亮　6　
サイドの攻防で主導権を握り、アレックスの攻撃参加を許さなかった。
22　阿部勇樹　6　
前半は慎重だったが、後半はやや高い位置で身体を張りボール奪取。
13　鈴木啓太　6　
次第に状況を読みこぼれ球を拾う。相手ボランチに仕事をさせず。
3　宇賀神友弥　6　
豊富なスタミナと強靭な足腰で大﨑を圧倒。得点にも絡みたかった。
8　柏木陽介　7　
FKから自らのゴールを含む２点を演出。球際でも“完勝”した。
20　李 忠成　5.5　
FKに触れ決勝点をアシスト。ただ、ゴール前では消極的なパスも。
［FW］
30　興梠慎三　6　
決定機に必ずと言っていいほど絡む。得点はなかったが状態は良好。
［交代出場］
7　梅崎 司（MF）　6　
ボールが前で収まるようになり、チャンスの数がさらに増えた。
16　青木拓矢（MF）　6　
鈴木に負けず劣らぬしぶとさも見せ、チームが掴んだ流れを譲らず。
17　永田 充（DF）　－　
ロスタイムに投入され、パワープレーで上がっていた福元に付く。
［監督］
ペトロヴィッチ　6.5　
「初めて」というロングボールの指示。主導権を一度も渡さなかった。
 
【徳島】
［GK］
31　長谷川徹　5　
興梠の決定的なヘッドを止めたが、キックや位置取りが落ち着かず。
［DF］
4　藤原広太朗　5.5　
宇賀神のクロスへの対処に戸惑い、マーカーに再三競り負けていた。
2　福元洋平　5　
相変わらず勝負どころで不用意なファウルを与え、決勝点を献上。
26　橋内優也　5.5　
14節以来の先発で、李との闘魂対決は見応え十分。まずまずの90分。
［MF］
3　アレックス　5　
守備に軸足を置いて前へ出ようとしたものの、攻撃面では目立てず。
33　エステバン　5.5　
セットプレーでマークを外してしまう。大きな展開が欲しかった。
14　濱田 武　5　
エステバンとともに、持ち前のボールコントロールができず苦戦。
20　大﨑淳矢　4.5　
馬力のある宇賀神の脚力に圧され、常に劣勢を強いられていた。
17　衛藤 裕　6　
狙いどおりの会心の１ゴール。しかしその他の時間は守備に忙殺。
25　佐々木一輝　5.5　
ピッチ状態のまだ良かった序盤に持ち味のスピードを見せたかった。
［FW］
13　高崎寛之　5　
ボールが収まりきらず、次第にパス自体が入らなくなり孤立気味に。
［交代出場］
24　那須川将大（DF）　5　
左からの打開を試行。せめて１本はクロスを放ちたかったが……。
11　津田知宏（FW）　5　
背後を突く“一発”を買われたが、シュートを１本も打てず終了。
23　小暮大器（MF）　5　
劣勢のサイドを挽回しようと投入。しかしまったく目立てなかった。
［監督］
小林伸二　5.5　
個の差とも言えるが攻撃の形を作れず。橋内の活躍が数少ない光明。
 
［試合内容］
巨大な水溜りと化したピッチに悪戦苦闘するなか、徳島の衛藤が速攻から先制する。しかし次第に圧力を強める浦和は、41分に柏木が直接FKを沈め、63分には柏木のFKから李を経由し、最後は那須がボレーをねじ込み逆転した。