選手・監督 寸評／採点
※週刊サッカーダイジェスト10.7号（９月23日発売）より
 
【川崎】
［GK］
21　西部洋平　5.5　
飛び出す判断が遅れてピンチを招く。キックの精度が乱れる場面も。
［DF］
3　田中裕介　5.5　
小林をサポートしたが、崩しの局面でバリエーションを欠いていた。
2　實藤友紀　5.5　
31分に警告を受けて守備が後手に回り、武藤の対応に手を焼く。
4　井川祐輔　6　
何度か簡単に裏を突かれたが、最後まで落ち着いた対応を見せた。
25　山越享太郎　6　
２試合目の出場ながらソツなくプレー。上がった後の精度が課題。
［MF］
34　パウリーニョ　6　
１対１の守備では的確に潰す。ただ、縦パスをより通したかった。
15　谷口彰悟　5.5　
前線に上がる意識は強かったものの、その後の精度がいまひとつ。
14　中村憲剛　6　
厳しいマークを上手く外して基点に。動きにはキレがあったのだが。
11　小林悠　5.5　
得意の裏を突く場面はわずか。後半途中から１トップに回るも不発。
10　レナト　6　
ドリブルで脅威を与えたが、最終局面で徳永に抑え込まれた感も。
［FW］
27　安柄俊　5　
ボールの受け方に工夫を欠き、ほとんど前線で基点となれずに交代。
［交代出場］
23　登里享平（DF）　6　
積極的な上がりで攻撃を活性化。エリア内への侵入も効果的だった。
18　金久保順（MF）　‐　
レナトとポジションを入れ替えながら打開を図るも、好機に絡めず。
［監督］
風間八宏　6　
押し込み切れなかったが、主力を数人欠きつつ引き分けた点は評価。
 
 
【FC東京】
［GK］
20　権田修一　6.5　
文字通り最後の砦として好セーブを連発。ミスは皆無に等しかった。
［DF］
2　徳永悠平　5.5　
レナトの突進に苦しんだが、80分の武藤へのクロスは味があった。
3　森重真人　6　
対峙した安を封じつつ、敵の際どいクロスは割り切ったクリアで凌ぐ。
29　吉本一謙　5.5　
徳永へのケアが行き届かず。レナトに何度か危ない場面を作られた。
6　太田宏介　6　
守備面で奮闘。小林を上手く消したポジショニングが評価に値した。
［MF］
4　高橋秀人　5.5　
細かいミスは散見も、右に少し逸れた20分のミドルは強烈だった。
7　米本拓司　6　
駆け引きしながらボールを奪取。12分にはロングフィードで魅せた。
22　羽生直剛　5.5　
味方に呼吸を与えるパスは良かったが、終盤に運動量が急激に落ちた。
17　河野広貴　5.5　
献身的なディフェンスが光った反面、攻撃は物足りなかった印象だ。
［FW］
11　エドゥー　5　
50分、80分の決定機をフイに。プロとして許されない失態を演じた。
14　武藤嘉紀　6　
80分にはエドゥーに最高の落とし。50分の単独突破もハイライトだ。
［交代出場］
10　梶山陽平（MF）　6　
78分に力強いドリブルで会場を沸かす。足もとの技術もさすがだ。
8　三田啓貴（MF）　‐　
プレーに数回関与。終了間際にはこぼれ球に突っ込み、FKを得た。
［監督］
マッシモ・フィッカデンティ　5.5　
J1で４戦連続ドロー。三田をもう少し早く使っても良かったのでは。
 
［試合内容］
序盤はFC東京のプレッシングに苦しんだ川崎だが、徐々にボールポゼッションを高めて反撃。その後は一進一退の攻防を繰り広げるなか、ともに決定機を作りながらもフィニッシュの精度を欠き、結局は引き分けに終わった。