選手・監督 寸評／採点
※週刊サッカーダイジェスト9.30号（９月17日発売）より
 
【広島】
［GK］
１　林卓人　５　
ピンチは多くなかっただけに、脇を射抜かれた失点が悔やまれる。
［DF］
33　塩谷司　６　
前半から積極的に攻撃のスイッチを入れ、チャンスを作っていた。
５　千葉和彦　６　
球際で粘りを見せ、相手に基点を作らせず。後半は攻勢を続けた。
４　水本裕貴　６　
代表での疲れも感じさせず強さを発揮。果敢にボールカットを狙う。
［MF］
27　清水航平　６　
ゴリゴリ持ち上がってゴールに向かったが、決定機は作れなかった。
６　青山敏弘　5.5　
気持ちを前面に押し出し戦ったが、危うく退場となる場面もあった。
８　森﨑和幸　６　
危険なスペースは潰していたが、一瞬の隙を宇佐美に突かれてしまった。
16　山岸智　６　
緩急のあるドリブルでチャンスメイクも、得点につながらなかった。
25　茶島雄介　６　
上手くフリーになり前を向いたが、肝心のシュートに持ち込めなかった。
10　髙萩洋次郎　5.5　
ブロックを切り崩す効果的なコンビネーションを発揮できなかった。
［FW］
22　皆川佑介　5.5　
果敢にシュートに行く姿勢こそ見せたが、高さと強さは封じられた。
［交代出場］
11　佐藤寿人（FW）　5.5　
投入後に皆川と２トップを組む。互いに良さを出せないまま終わった。
18　柏好文（MF）　5.5　
髙萩との良い連係もあったが、もっと個で違いを生み出したかった。
14　ミキッチ（MF）　―　
縦への突破は相手に切られ、左足でクロスを上げるも味方に届かず。
［監督］
森保一　5.5　
２トップで勝負に出たが結果につながらず、天皇杯に続きG大阪に連敗。
 
【G大阪】
［GK］
１　東口順昭　６　
集中力を保ち続け、最後まで大きなピンチもなく堅実に守り抜いた。
［DF］
22　オ・ジェソク　６　
山岸との攻防で後手に回ったが、我慢強い対応で大事には至らず。
５　丹羽大輝　6.5　
リーグ戦12試合ぶりの先発。安定した守備で十分に期待に応えた。
８　岩下敬輔　6.5　
序盤は集中を欠くシーンもあったが、徐々に集中力が増していった。
４　藤春廣輝　6.5　
攻め上がる回数は多くなかったものの、上がった時は好機に絡んだ。
［MF］
17　明神智和　6.5　
苦しい時間も長かったが、危険なエリアでは身体を張って阻止した。
15　今野泰幸　６　
重心を守備に置き、疲労の色が濃くなっても堅実なプレーを続けた。
13　阿部浩之　6.5　
果敢にシュートを狙い、最後まで守備に奔走したスタミナが際立つ。
７　遠藤保仁　６　
不用意なパスミスもあったが、攻め込まれた後半もまったく慌てず。
［FW］
39　宇佐美貴史　6.5　
一振りで試合を大きく動かした。右足のシュートは常に脅威の的に。
20　佐藤晃大　６　
懸命に身体を張った結果が先制点につながり、その後も走力が光る。
［交代出場］
11　倉田秋（MF）　６　
塩谷の攻め上がりを抑えつつ、カウンターから惜しい場面も作った。
27　内田達也（MF）　６　
バイタルエリアを的確に埋めて、相手にチャンスは作らせなかった。
29　パトリック（FW）　―　
前線でパワフルに競り合い、疲れているチームメイトを助けていた。
［監督］
長谷川健太　6.5　
天皇杯より苦労したが、堅い守備を構築して広島から連勝を収めた。
 
［試合内容］
こぼれ球をしたたかに仕留めた宇佐美の一撃で先制したG大阪は、中央を堅く閉ざして広島の攻撃を抑えた。天皇杯４回戦の対戦から中２日。G大阪はアウェーで連戦を戦う厳しい条件にもかかわらず、広島を連破した。