国際親善試合の日本代表対ガーナ代表が５月30日、日産スタジアムでキックオフされた。

　このガーナ戦が本大会登録メンバーの最終選考の舞台となる日本のスタメンは、GKに川島永嗣を起用、DFは３バックを採用し、中央に長谷部誠、右に吉田麻也、左に槙野智章を配した布陣。中盤は大島僚太と山口蛍のダブルボランチで、ウイングバックは右に原口元気、左に長友佑都を起用、２シャドーは左に宇佐美貴史、右に本田圭佑が並んだ。１トップには大迫勇也が入った。

　試合は雨が降りしきる中でキックオフ。日本は立ち上がり、いきなり３バックの脇を突かれ、クロスを許すと、中央に危険なクロスを放り込まれるが、敵FWには合わず事なきを得る。逆に日本は５分、カウンターから長友のクロスを収めた大迫が左足で狙うが、惜しくもGKの攻守に阻まれた。

　しかし日本は開始９分、ペナルティエリア外の正面でファウルを犯しFKを与えると、これをアトレティコ・マドリーに所属するトーマス・パーティーに直接叩き込まれ、先制を許してしまう。ガーナが１点をリードする。

　先制を許した日本だが、相手に主導権を譲り渡すことなく、３バックからの丁寧なビルドアップで攻撃の糸口を見出そうとする。13分には左サイドから打開し、再び大迫がシュートを狙うが、DFのブロックに阻まれた。

　28分、やや攻撃が停滞し始めた日本は、宇佐美が遠めから思い切ったミドルシュート。これはGKのやや正面を突き、ネットは揺らせず。

　さらに33分、CKの流れから本田が決定的なシュートを放つも、GKリチャード・オフォリのセーブに阻まれる。日本はチャンスを掴むものの、ゴールが遠い。

　結局、前半は０-１のままで終了。日本は１点ビハインドで後半の45分に臨む。