ベルギー・リーグは現地時間12月９日に第18節を消化し、日本代表FW久保裕也を擁するヘントは本拠地でコルトリイクと対戦。絶好調のチームはこの日も２－１の逆転勝ちを収め、見事リーグ戦５連勝を飾った。
 
　勝利の立役者となったのが久保だ。４－２－３－１システムのトップ下で先発出場すると、１－１で迎えた27分、２試合ぶりのゴールをねじ込む。縦に入ったクサビのパスを身体を張って受け、ロマン・ヤレムチュクへパス。そのダイレクトでの折り返しに抜け出し、相手GKとの１対１を難なく制した。今シーズンのリーグ戦６点目だ。
 
　ベルギーの全国紙『HLM』は、「この日もヘントの２列目、ユウヤ・クボ、サミュエル・カルー、モーゼス・シモンのトリオが絶好調で、とりわけヤレムチュクと絶妙な距離感でプレーしたクボがまさに圧巻の出来だった」と前置きし、「日本人アタッカーはまたしてもサポーターに歓喜を運ぶ。難しいアングルでボールを受けながらもきっちり繋げ、最後は相手キーパーの股間を抜いて冷静に逆転ゴールを決めたのだ」と称えた。
 
　その後も主導権を握ったヘントだったが、追加点は奪えず、後半はコルトリイクに何度か冷や汗をかかされる場面も。しかしこのまま１点のリードを守り切り、連勝を５に伸ばしたチームは暫定ながら４位に浮上している。久保はフル出場で、守備面でも小さくない貢献を果たした。

【動画】久保裕也が決勝点奪取で今季６得点目！｜ヘント２-１コルトレイク