齋藤学の長期離脱に、中村俊輔は何を思うか

カテゴリ:Jリーグ

広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

2017年10月01日

「責任感が強すぎて、エンジン全開で…」

全治8か月の重症を負った齋藤について、昨季までの横浜の10番&主将の中村は、“後継者”の覚悟を察し、その現状を気遣った。写真(2016年当時):徳原隆元

画像を見る

[J1リーグ28節]FC東京 0-0 磐田/9月30日/味スタ

 スコアレスドローに終わったFC東京戦後のミックスゾーン。試合とは無関係な記者の質問にも、中村俊輔は誠実に対応してくれた。
 
 昨季まで自身が付けていたトリコロールの「10番」と「腕章」は、今季は齋藤学に託されている。その齋藤が先週の甲府戦で、全治8か月の重症を負ってしまった。
 
 いわば横浜の“後継者”の長期離脱を、しばらくはピッチに立てない辛い現実を、俊輔はどう感じているのか。
 
 連絡はまだ取っていないという。ただ、怪我をした甲府戦の3日前、延長戦にまでもつれこんだ天皇杯4回戦の広島戦で、齋藤がフル出場していることを、中村はもちろん知っていた。
 
「責任感が強すぎて、エンジン全開で、120分出ている。『俺、やります』なのか、ゴール数も少なくて、なんとか自分でも(調子を)上げたかったのかもしれない。
 
 焦りがあったとしたら、そういう気持ちをうまく和らげることができていれば。“大丈夫、点じゃないから”とか、“アシスト、何本決めてるんだよ”って誰かが言ったり。そういったことが全部、学の怪我につながったわけではないだろうけど……」
 
 齋藤の「覚悟」を察したうえで、俊輔はその現状を気遣っていた。
 
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

【FC東京0-0磐田 PHOTO】互いの堅い守備を崩せずスコアレスドローで痛み分け。
【関連記事】
【磐田】「蹴る瞬間まで…」名手・中村俊輔がCKで重要視すること
名波監督も感服する“練習の虫”中村俊輔。J24本目のFK弾にも「勉強になりました」
自分のゴールと思わず「俺の? 俺のか」 中村俊輔が語った決勝FK弾の真相
【担当記者コラム】ピッチを離れても、横浜のキャプテンは齋藤学だ
【横浜】「僕にかかっている」待望の“今季初”を決めた齋藤学への期待感

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ