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【クラブW杯】惜しくも敗れたオークランド・Cの岩田。「ここで引退したい」と改めてクラブへの忠誠を誓う

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2016年12月09日

堅実な守りで鹿島の攻撃陣を苦しめる。

昨年は頭部に7針縫う大怪我を負いながらも戦い続けたファイターは、今冬も熱いプレーを披露した。愛する異国のクラブに骨を埋める覚悟の33歳。大舞台での1勝を求めてこれからも走り続ける。 写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

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【クラブW杯開幕戦】鹿島アントラーズ 2−1 オークランド・シティ/2016年12月8日/横浜国際競技場
 
 鹿島アントラーズとのクラブワールドカップ開幕戦で、オークランド・シティのDF岩田卓也が日本人最多となる5回目の出場を果たした。
 
 現在33歳の岩田は、片桐淳至(元FC岐阜など)ら数々のJリーガーを輩出した岐阜工業高校の出身。浜松大学を経て07年に岐阜FCに入団するもトップチームには定着できず、10年に一念発起して単身オーストラリアへ。アマチュアクラブのエッジ・ヒル・ユナイテッドでプレーする傍ら、日中は寿司屋でアルバイトをこなして生計を立てた。
 
 12年にビザの問題によりオーストラリアを離れてニュージーランドへ渡り、同国の強豪オークランド・シティへ入団。すぐさまレギュラーに定着し、12年のクラブワールドカップに出場。そして今回、祖国では通算3度目となる檜舞台に立った。
 
「自分も年齢的にいつ引退してもおかしくない。今回が最後だと思って頑張りたい」
 
 来日直後にそう語っていたとおり、左SBで先発した岩田は気迫溢れるプレーを披露。開始早々に西大伍との接触で左肩を痛めるアクシデントに見舞われたものの、相手に背後を取らせない堅実な守りで鹿島の攻撃陣を苦しめた。
 
 後半は1点をリードするも、その後は敵の猛攻に晒されて逆転を許した。
 
「守りに入ってしまった。チームとしてもう1点取る気持ちで仕掛けないとダメだったと思います。(2失点目のシーンは)反応が遅れてしまった。もう少し良い対応ができたはずなのでそこは反省材料ですね」
 
 日本で白星を挙げるという目標は果たせなかったものの、岩田のオークランド・シティへの愛着は変わらない。
 
「僕はこのクラブがすごく好きで、家族のように温かく迎えてくれる。子供が生まれた時も、お祝いをしてくれましたし。このクラブで引退することを考えています」
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