【試合内容】
　神戸は前半、パスサッカーを展開する川崎に苦戦する。それでも、前半途中に布陣を変更してチョン・ウヨンをCBからボランチに上げて中盤のスペースを封じると、攻守のバランスが向上。すると41分、CKからニアに走り込んだレアンドロが絶妙なバックヘッドでゴールを決めて、欲しかった先制点を獲得する。

【J１ PHOTOハイライト】２ndステージ・７節
 
　後半に川崎に好機を作られながらも我慢強く戦った神戸は、83分にカウンターを発動。石津のクロスに、ファーサイドに走り込んだ渡邉がボレーで押し込んで勝負を決めた。３試合ぶりの勝利を得ただけでなく、約４か月ぶりのホーム戦白星。ようやくJ１ホーム通算100勝も達成した。
 
【チーム採点・寸評】
神戸　6.5
前節の反省を活かしつつ戦った。システム変更も効き、約４か月ぶりのホーム勝利を飾った。
 
川崎　5.5
荒れたピッチでも自分たちのパスサッカーを展開したが決め手を欠いた。前後半の終盤に失点して敗戦。
 
【神戸｜採点・寸評】
GK
22　山本海人　6.5
コーチングで最終ラインを冷静にコントロールしながら辛抱強く守り続けて、無失点に抑えこんだ。
 
DF
５　岩波拓也　6.5
大久保のプレーに手を焼くシーンもあったが、３バック時、４バック時ともに粘り強く守れていた。
 
16　チョン・ウヨン　6.5
CKからレアンドロの先制点をアシスト。前半途中からボランチに上がり、バランスを取った。
 
８　高橋祥平　6.5
相手に上手く入れ替わられる場面もあったが、最後まで諦めず足を伸ばしてピンチを防いだ。対人守備でも負けなかった。
 
MF
６　高橋峻希　6.5
前半は攻撃参加が目立ったが、試合を通すと守備で貢献。泥臭く走り続けて対面の相手を良く封じた。
 
３　相馬崇人　6.5
前半は積極的なオーバーラップでチームを活性化。後半はエウシーニョに仕事をさせなかった。
 
19　渡邉千真　6.5
左サイドでの守備にも奔走しつつ、後半にはカウンターから試合を決める２点目を記録した。
 
10　森岡亮太　６
ポジションを上げた後半はチャンスに絡み、よく走ったが、相手DFを抜き切れないシーンも散見。
 
24　三原雅俊　6.5
相手のボランチをはじめとして、要所をしっかり潰し続けるなど中盤での貢献度は高かった。
 
９　石津大介　6.5
縦横無尽に走り回って攻撃の流れを作る。終盤には値千金の追加点をアシストした。
 
FW
11　レアンドロ　７
悪い流れを断ち切る絶妙ヘッドでの先制点はさすがの一言。相手に脅威を与え続けた。
 
交代出場
20　増山朝陽　－
カウンターから持ち味のドリブルを活かして好機を作り出すなど、見せ場は作った。
 
17　田中英雄　－
ピッチに立っていた時間は少なかったものの最後まで走り回って、しっかりと試合を締めた。
 
監督
ネルシーニョ　７
前半途中にフォーメーションを変えて守備を修正。狙いどおりの戦いを実行させて勝利を掴んだ。