【試合内容】
　前半は神戸が中盤を支配し、ゴールに迫るが、仙台の手堅い守備を崩せない。
 
　試合が動いたのは55分。仙台は野沢のCKからキム・ミンテが決めて先制に成功した。一方、神戸はその後小川、渡邉を投入し、攻めに出る。すると73分、微妙な判定ではあったが、小川がペナルティエリア内で倒されPKを獲得。このPKを渡邉が決めて同点とした。
 
　そして75分には仙台のCKの流れから、神戸がカウンターを仕掛け、レアンドロのパスを受けた高橋峻が３試合連続ゴールとなる逆転弾を叩き込む。その後は神戸が仙台の猛攻を跳ね返し、２-１で勝利。仙台はホーム戦連敗となった。

【J１ PHOTOハイライト】２ndステージ・３節

【チーム採点・寸評】 
仙台　5.5
良い形で先制しながら、PKでの失点で冷静さを欠き、逆転を許した。攻撃陣に疲労の色が濃かった。
 
神戸　６
前半は攻めながらも得点を奪えなかったが、後半効率良く逆転に成功。守備陣が踏ん張った。
 
【仙台｜採点＆寸評】  
GK
１　六反勇治　5.5
バックパスをキャッチしてしまい、間接FKを献上。このミスから試合の流れが相手に渡った感はある。
 
DF
４　蜂須賀孝治　4.5
攻守に迷いが見られ、ミスからボールを失う場面が多かった。２失点目の場面ではカウンターへの対応が中途半端だった。
 
２　鎌田次郎　６
相手に押し込まれた時間帯も冷静にボールを撥ね返し続けた。大きなミスはなかった。
 
３　渡部博文　５
前半は安定していたが、後半にペナルティエリア内での間接FKとPKを与えた。PKは不運な判定だったが、冷静さを保ちたかった。
 
23　二見宏志　５
パスミスや精度を欠いたクロスが多く、２失点目の際の対応にも不満が残った。
 
MF
10　梁 勇基　5.5
暑さによる疲労もあってか、いつもより決定機に絡む場面が少なかった。
 
６　キム・ミンテ　6.5
先制ゴールを奪い、チームを勢いづけた。安定した守備が光り、空中戦でも強さを見せた。
 
17　富田晋伍　5.5
神戸の小川、渡邉が後半途中から出てくると、ゴール前のスペースを上手く埋められなかった。
 
８　野沢拓也　６
連戦で活動量は少なかったが、ゴールにつながったCKの精度はさすがの一言。
 
FW
11　金園英学　5.5
前線のターゲットになり切れずに苦しんだ。決定機にも絡めなかった。
 
７　奥埜博亮　5.5
前線からの献身的な守備で貢献し、チャンスも作り出したが、ゴールは奪えなかった。
 
交代出場
FW
20　ハモン・ロペス　５
決定機でのシュートはことごとく枠外。周囲と呼吸の合わない場面も多かった。
 
MF
14　金久保順　５
相手選手にボールを引っかける場面が散見され、ピンチを招いた。
 
FW
山本大貴　－
出場時間は短かったが、ロスタイムに訪れたシュートチャンスは確実に決めたかった。
 
監督
渡邉 晋　５
PKの判定は不運だったが、ベテランの多い攻撃陣は疲弊しており連戦のマネジメントにまたも失敗。