J１リーグ ２ndステージ・３節
清水エスパルス－名古屋グランパス
７月19日（日）／18:30／IAIスタジアム日本平
 
清水エスパルス
２ndステージ成績（２節終了時）：16位　勝点１　０勝１分１敗　０得点・５失点
年間成績（19試合終了時）：17位　勝点14　３勝５分11敗　22得点・37失点
 
【最新チーム事情】                 
●前節の鹿島戦で、リーグ戦10試合ぶりの無失点。
●第２ステージはいまだ得点なしと攻撃陣が沈黙。
●ヤコヴィッチが合流も、コンディションが整わず。
●鄭は登録が間に合わず、名古屋戦を欠場。
 
【担当記者の視点】
　前節は杉山力がPKを止めるなど「神懸かり的なビッグセーブ」（大榎監督）を見せて、鹿島を相手に勝点１を獲得。チームとして復調したとは言い難いが、年間順位のうえでは最下位を脱出した。
 
　相手にチャンスを作られるシーンは多いが、球際の粘りやシュートブロックなど、最低限の部分でわずかに改善が見られるのは良い兆候か。名古屋戦に向け、指揮官は「高さやスピードなど、相手の個を抑えなければいけない」と気を引き締める。
 
　とはいえ、背水の陣の清水にとって「もはや戦術云々より、一人ひとりが気持ちを出して全力で戦っていくしかない」（八反田）のが本音。一戦必勝で、まずは敵地名古屋に乗り込む。
 
 
名古屋グランパス
２ndステージ成績（２節終了時）：８位タイ　勝点３　１勝０分１敗　４得点・４失点
年間成績（19試合終了時）：９位　勝点３　７勝４分８敗　22得点・22失点
 
【最新チーム事情】
●金曜日の練習で小川が負傷。状態は不明で今節の出場も不透明。
●小川が欠場する場合は、竹内が代役を務める可能性も。
●２試合連続得点中と、川又が好調をキープ。
 
【担当記者の視点】
　G大阪戦（○３-２）での逆転勝利でチームのムードは悪くないが、不安も混在する。17日の練習中に負傷した小川の出場が微妙で、システムの再考は必至。良い流れをそのまま持ち込もうと目論んでいた指揮官にとっては痛手となった。
 
　一方で、攻撃陣に勢いが出始めたのはポジティブに捉えられる。前節で１得点・１アシストの永井に加え、川又も第２ステージ開幕後、２試合連続ゴールと好調をキープ。前述したシステムの不安を払拭する意味でも、彼らは貴重な存在だ。
 
「永井と川又が攻撃に絡んでいく場面が増えているのは、今後プラスになる」（西野監督）と言うように、このふたりがいかに多くのチャンスに絡めるかが大きなポイント。前半戦で勝利した相手から再び勝点３を奪い、上昇気流に乗れるか。