12月５日に北中米ワールドカップの抽選会が実施され、日本はオランダ、チュニジア、欧州プレーオフB（ウクライナ、スウェーデン、ポーランド、アルバニア）の勝者と同じF組に入った。

　同じポット２だった韓国はグループAで、開催国のメキシコ、南アフリカ、欧州プレーオフD（デンマーク、北マケドニア、チェコ、アイルランド）の勝者と同居した。

　この結果を受け、韓国メディア『毎日経済』は「韓国とワールドカップの組を交換したい？ 日本、再び死の組入りに苛立ち」と見出しを打った記事を掲載。次のように伝えた。

「北中米ワールドカップの組分けが確定し、韓国と日本のサッカーファンの間では複雑な感情が巻き起こっている。韓国では、『監督の不手際さえなければグループステージ突破が容易な、かつてないほど良い組』と冗談を飛ばす声もあった。一方、日本はオランダを含むヨーロッパの２チームと対戦するため、“死の組”入りという評価に落胆している。

　同メディアは「ホン・ミョンボ監督率いる韓国は、メキシコ、南アフリカ、そしてデンマーク、チェコ、アイルランド、北マケドニアのいずれか１チームと対戦する。アナリストたちは、ワールドカップ出場権獲得が最も難しいヨーロッパの中でも、比較的弱い４チームのいずれかと対戦すると予想している」とし、日本についてはこう伝えた。

「日本はグループFで、オランダ、チュニジア、そして欧州プレーオフBの勝者と同組だ。プレーオフBには、ウクライナ、スウェーデン、ポーランド、アルバニアが参加している。日本は、欧州予選を楽々と突破したオランダに加え、プレーオフ進出４チームのうちの１チームとも対戦する」

「チュニジアは、今回のワールドカップでダークホースとなる可能性を秘めている。アフリカ予選では８戦無敗（７勝1分け）で出場権を獲得した。日本はグループステージでヨーロッパの２チームとアフリカの強豪との熾烈な戦いを強いられると予想される」
 

　記事は、「日本はカタールで開催された前回のワールドカップで、スペインとドイツと同じグループにいたがグループステージを突破した経験がある。しかし、ベスト16でクロアチアに敗れた。最良の結果を得るには、ヨーロッパのチームとの対戦が少ないほど有利だが、日本は２試合が控えている」と指摘。こう続けている。

「そのため、日本のサッカーファンからは『韓国とグループを替えたい』『韓国と同じA組だったら、グループリーグ１位通過も可能』といった反応が出ている」

　自国の抽選結果と比較し、日本は相当厳しいグループに入ったという認識のようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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