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「彼の言動は分裂と誤解を招き、自己中心的だった」セルティックのロジャーズ監督が辞任。クラブの筆頭株主が声明「ここ数か月の展開に深い失望」

カテゴリ:海外日本人

サッカーダイジェストWeb編集部

2025年10月28日

9試合を消化し、5勝2分け2敗の勝点17でリーグ2位

首位ハーツに敗れたセルティック。直後にロジャーズ監督が辞任を申し出た。(C)Getty Images

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 スコティッシュ・プレミアシップで9試合を消化し、5勝2分け2敗の勝点17でリーグ2位のセルティック。前田大然、旗手怜央、山田新、稲村隼翔の日本人選手4名が所属するチームの成績は決して悪くはないが、首位ハーツとは勝点8差。直近の試合ではそのハーツに1-3で敗れている。

 痛恨の敗戦を喫した2日後、クラブはブレンダン・ロジャーズ監督が辞任を申し出たことを発表。「クラブの継続的な成功において、彼が果たした役割に感謝の意を表します。私たちはセルティックを去る彼の将来のさらなる成功を祈ります」などと伝える。

 同日に、セルティックの筆頭株主であるダーモット・デズモンド氏が声明を出した。「クラブの近代史に残る成功に貢献し、その貢献に敬意を表します」とした一方で、「しかし同時に、ここ数か月の展開に深い失望を表明せざるを得ません」と明かす。

「2年前、ブレンダンをセルティックに復帰させた時、私たちは彼がクラブを持続的な成功の新たな時代へと導く能力を確信し、全幅の信頼を寄せていました。しかし残念ながら、ここ数か月の彼の行動とコミュニケーションは、その信頼を反映していません」
 
 同氏はここまでの経緯を振り返る。

「6月、マイケル・ニコルソンと私はブレンダンに対し、クラブの全面的な支援と長期的なコミットメントを再確認するため、契約延長をオファーしたいと伝えました。ブレンダンは検討して折り返し連絡すると答えました。しかしその後の記者会見で、ブレンダンはクラブが彼に契約をオファーする約束をしていないと示唆しました。これはまったくの事実無根です。

 ブレンダンとは昨年12月と夏の初めを含め、定期的に会合を持ち、その間も定期的に話し合い、チーム全体の戦略、優先事項、そしてアプローチについて議論し、合意に至りました。ブレンダンの在任期間中に契約した選手、売却した選手はすべて、ブレンダンの十分な知識、承認、そして支持を得て行なわれました。それ以外の示唆は一切ありません。

 移籍やクラブ運営に関する彼のその後の公の発言はまったく唐突でした。それらの発言以前に、彼は私やマイケル、あるいは理事会や経営陣のいかなるメンバーに対しても、そのような懸念を表明したことはありませんでした。実際には、彼はフットボールに関するあらゆる事項の最終決定権を握っており、選手獲得のプロセスにおいても一貫して彼の支持を得ていました。彼が自ら発掘し承認した選手への記録的な投資もその一つです。

 彼の発言が公になった時、私は直接それについて言及しようとしました。ブレンダンと私はスコットランドにある彼の自宅で3時間以上、この問題について話し合いました。十分な機会があったにもかかわらず、彼はクラブが彼を妨害したり、サポートしなかったりした事例を一つも挙げることができませんでした。事実は彼の公の発言と一致しませんでした」

 両者の間に溝ができたのかもしれない。

「残念ながら、それ以降の彼の言動は分裂と誤解を招き、自己中心的なものでした。クラブを取り巻く有害な雰囲気を助長し、経営陣と理事会のメンバーに対する敵意を煽りました。彼らとその家族に向けられた仕打ちには、まったく根拠がなく、容認できないものもありました。

 取締役会と経営陣の全員がセルティックへの深い情熱を持ち、常にプロ意識と誠実さ、そして成功への共通の願いを持って行動しています。最近の失敗は、私たちの組織構造やモデルの問題ではなく、他者を犠牲にして自己保存をしようとする一人の個人の欲求によるものです」
 
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