元日本代表FWの城彰二氏が、自身のYouTubeチャンネルで高校時代の過酷さを語った。
全国屈指の強豪校である鹿児島実高出身の城氏。厳しいトレーニングは当然で、なかでも“オフのロード”はしんどかった。
本来、月曜日は休みだったが、ミーティングは行なわれて、その後に10キロ程度、走り込んでいた。しかも、その距離は徐々に長くなっていったという。
「なぜかと言うと、ミーティングで監督が、当時ライバル校だった国見高校は『先週、15キロ走ったらしいよ』って始まる。で、『お前ら、それでいいの』って投げかけられる。そうすると、やっぱり俺たちは負けたくないから『いや、じゃあ俺たちも15キロ走りましょう』ってなる。
で、１か月ぐらい経つと『国見は20キロ走ったんだって』とか言って。『俺たちは負けられないね。25キロ走りましょう』とか、そういう風になっていくわけよ」
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オールホワイトコーデ「超恥ずかしい」
またランニング時の格好も恥ずかしかった。
「前園（真聖）さんら３年生は、かっこいいメーカーもののウェアを着ていい。でも１年生は、白のTシャツに（胸を指して）ここにマジックペンで大きく“城”って書いて、背中にも書かなきゃいけない。これがルール。白い短パンで白いソックスが、１年生の衣装。それで走んなきゃいけないから、超恥ずかしい」
後に鹿実のエースになる男も、辛抱強く頑張る日々があったようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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