マリノスの選手として、このままじゃダメ
[J1第14節]横浜FM 0-2 柏/5月14日/日産スタジアム
5月14日に日産スタジアムで行なわれた横浜F・マリノスと柏レイソルの一戦。その試合前のウォーミングアップ中から、横浜FMのサポーターが、あるフラッグを掲げていた。
「+12」
横浜FMは、ホームで快勝した3月16日の6節・ガンバ大阪戦(2-0)以降、リーグ戦は8試合勝ちがなく、しかも4連敗中で最下位。そんな状況のなかで迎える柏戦は、約2か月ぶりの日産で、ホーム4連戦の初戦でもあった。だからこそサポーターは、その4試合を「全勝」して、苦しい状況から抜け出そうという想いを込めていたのだろう。
当然、選手たちも想いは同じで、柏戦では気持ちの入ったプレーを見せていたように思う。だが、後半に2失点し、0-2で敗れた。試合後、いつにも増してスタンドのサポーターをじっと見つめていた選手たちは、「+12」のフラッグをどう受け止めていたのか。
【画像】愛するクラブを熱い気持ちで応援する横浜F・マリノスサポーター
5月14日に日産スタジアムで行なわれた横浜F・マリノスと柏レイソルの一戦。その試合前のウォーミングアップ中から、横浜FMのサポーターが、あるフラッグを掲げていた。
「+12」
横浜FMは、ホームで快勝した3月16日の6節・ガンバ大阪戦(2-0)以降、リーグ戦は8試合勝ちがなく、しかも4連敗中で最下位。そんな状況のなかで迎える柏戦は、約2か月ぶりの日産で、ホーム4連戦の初戦でもあった。だからこそサポーターは、その4試合を「全勝」して、苦しい状況から抜け出そうという想いを込めていたのだろう。
当然、選手たちも想いは同じで、柏戦では気持ちの入ったプレーを見せていたように思う。だが、後半に2失点し、0-2で敗れた。試合後、いつにも増してスタンドのサポーターをじっと見つめていた選手たちは、「+12」のフラッグをどう受け止めていたのか。
【画像】愛するクラブを熱い気持ちで応援する横浜F・マリノスサポーター
宮市亮は「僕らもそれを目ざしてピッチに立ちました」と語り、さらにこう続けた。
「今シーズンが始まってから、なかなか勝利を届けられていないので、もどかしさは選手一人ひとりが抱えています。マリノスの選手として、このままじゃダメだっていうのはあるので、勝点3を取れるように、みんなで一丸となってやっていくしかない。(4連戦の)1戦目を落としてしまいましたけど、このままズルズル行って、勝点が取れないようなことがあってはいけないので、強い気持ちを持って次に臨みたい」
ベンチから戦況を見つめた朴一圭は、感謝と心苦しさを口にする。
「今回だけじゃなくて、(ACLEでは)サウジアラビアにも来て応援をしてくれていたので、申し訳ない気持ちと、いつまでサポーターを待たせるんだという気持ちが強いです。本当なら僕たちの戦う姿、勝つ姿を見せて、マリノスを応援していて良かったって思わせることが大事なのに、今はサポーターの皆さんに支えられ過ぎている。ありがたいですけど、選手としては情けない」
そして、主将の喜田拓也も「今シーズンは、ファン・サポーターの皆さんに悔しい想いしかさせていない。そこへの情けなさ、申し訳なさしかない」と唇を噛む。
「自分たちの力が足りなくて、喜ばせることができていない。でも、自分たちで打開していくしかないし、誰も助けてくれない。言葉で言うのは簡単ですけど、このクラブにいる価値を、その意味を、全員が考えないといけない。
選手には移籍もあるので、ひとつのクラブでずっとプレーするのは難しい世界です。でもファン・サポーターのなかには、マリノスに人生を懸けて、長い間支えてくれて、愛してくれている方がいる。それを理解しなければいけないし、その想いを結果に繋げなきゃいけない。そこは全員でもう一回、感じてやらないといけない」
次節は17日に京都サンガF.C.と相まみえる横浜FM。今度こそサポーターに勝利を届けられるか。
取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)
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ベンチから戦況を見つめた朴一圭は、感謝と心苦しさを口にする。
「今回だけじゃなくて、(ACLEでは)サウジアラビアにも来て応援をしてくれていたので、申し訳ない気持ちと、いつまでサポーターを待たせるんだという気持ちが強いです。本当なら僕たちの戦う姿、勝つ姿を見せて、マリノスを応援していて良かったって思わせることが大事なのに、今はサポーターの皆さんに支えられ過ぎている。ありがたいですけど、選手としては情けない」
そして、主将の喜田拓也も「今シーズンは、ファン・サポーターの皆さんに悔しい想いしかさせていない。そこへの情けなさ、申し訳なさしかない」と唇を噛む。
「自分たちの力が足りなくて、喜ばせることができていない。でも、自分たちで打開していくしかないし、誰も助けてくれない。言葉で言うのは簡単ですけど、このクラブにいる価値を、その意味を、全員が考えないといけない。
選手には移籍もあるので、ひとつのクラブでずっとプレーするのは難しい世界です。でもファン・サポーターのなかには、マリノスに人生を懸けて、長い間支えてくれて、愛してくれている方がいる。それを理解しなければいけないし、その想いを結果に繋げなきゃいけない。そこは全員でもう一回、感じてやらないといけない」
次節は17日に京都サンガF.C.と相まみえる横浜FM。今度こそサポーターに勝利を届けられるか。
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