イングランドの超名門マンチェスター・ユナイテッドのゴールマウスをめぐる雑音は増すばかりだ。

　2023年夏、インテルで活躍したアンドレ・オナナが加入し、守護神の座は当面揺るがないと思われた。だが、移籍してから常に不安定さが議論されてきた。ミスから献上したゴールはプレミアリーグ挑戦からリーグ最多を記録している。

　先日のヨーロッパリーグ準々決勝第１レグでも、オナナはミスからリヨンにゴールを献上。チームは勝利を逃し、批判を浴びた。ルベン・アモリム監督は続くプレミアリーグ前節でオナナをメンバーから外している。

　この状況に、夏の補強が注目されるのは当然だ。そして以前から噂されているひとりが、パルマに所属する日本代表GKの鈴木彩艶である。浦和レッズ時代にユナイテッドからのオファーを断ったことは周知のとおりだ。

『talkSPORT』は４月15日、ユナイテッドの新守護神候補として７選手をピックアップした。鈴木のほかに名前があがったのは、アーロン・ラムズデール（サウサンプトン）、バルト・フェルブルッヘン（ブライトン）、ジョアン・ガルシア（エスパニョール）、ジェームズ・トラフォード（バーンリー）、メス・ヘルマンセン（レスター）、センヌ・ラメンス（ロイヤル・アントワープ）だ。

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　同メディアは鈴木について、「talkSPORTは先週、日本代表に対するスカウンティングをユナイテッドが強めていると報じた。評価額は約4000万ポンド（約76億円）だ」と伝えている。

「ユナイテッドは長期にわたって22歳に関心を寄せている。2023年にも彼の獲得を望んだが、本人はシント＝トロイデンに移籍した」

　鈴木はセリエA挑戦１年目ながら、昇格組のパルマでレギュラーとして活躍。激しい残留争いを繰り広げつつ、成長を続けている。この夏、世界的な名門へのステップアップはあるのか。進展が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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