今大会で第101回を数える天皇杯は５月23日、各地で１回戦２日目の13試合が行なわれた。

　地域代表やJ２クラブが相まみえる１回戦、２日目には昨季のJ３を圧倒的な強さで制しJ２に昇格した秋田が登場、元日本代表の城彰二氏が統括GMに就任し、JFL昇格を目指す北海道十勝スカイアースと対戦した。

　秋田は前半に１点を先制される苦しい展開ながら、61分に井上直輝のゴールで追いつく。しかし、どちらも次の１点が遠く、結局PK戦に突入。５人ずつでは決着がつかず、最終的に９人がPKを成功させた十勝が秋田を破り２回戦に駒を進めた。

　J３の讃岐とJFLの高知ユナイテッドSCの対戦は、１-０で後者が勝利。高知が55分に挙げたゴールを守り切り、讃岐を完封した。そのほか、J３の岩手は大山SC（山形県代表）に、八戸は猿田興業（秋田県代表）にそれぞれ13-０の大勝。J３で首位につける富山ほか、鳥取、鹿児島などが１回戦突破を果たしている。

　なお、tonan前橋対順天堂大の一戦は、関係者１名から新型コロナウイルスの陽性反応が認められたため延期。代替日が決定次第、発表となる見込みだ。
 

　23日に行なわれた天皇杯１回戦（２日目）の結果は以下の通り。

八戸 13-０ 猿田興業
岩手 13-０ 大山SC
秋田 １（８PK９）１ 十勝
富山 ８-０ FC北陸
鳥取 ４-１ FC徳島
鹿児島 ４-０ MD長崎
福井U ２-１ 川口
びわ大 ０-２ 関学大
鈴鹿 ２-１ FC刈谷
福岡大 １-３ 沖縄SV
飛鳥 ０-２ FC大阪
福山C ２-１松江
高知 １-０ 讃岐
tonan （試合延期） 順天堂大

構成●サッカーダイジェストWeb編集部