U-19代表合宿が初日で中止に…招集選手1名にコロナ陽性者。濃厚接触者はなし

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェストWeb編集部

2020年08月02日

10月にはアジア選手権への参加を予定

U-19日本代表の指揮を執る影山監督。写真は7月のキャンプ時。写真:徳原隆元

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 日本サッカー協会(JFA)は8月1日、本日から5日まで予定していたU-19日本代表候補トレーニングキャンプを中止することを発表した。

 前日に候補合宿参加メンバー26名を発表したばかり。今年10月にウズベキスタンで開催されるU-19アジア選手権の最終メンバー選考にも影響する、壮絶なアピール合戦が5日間に渡って行なわれるはずだった。

 しかし、トレーニングキャンプ参加者全員を対象に行なわれたSmartAmp法およびPCR検査の結果、参加者(選手)1名から新型コロナウイルスの陽性反応が出たという。

 代表参加に際しては厳格で詳細なガイドラインが制定されている。

 代表に合流する際は主要駅から施設までの公共交通機関の使用を禁止。関東圏の選手は“JFA夢フィールド”まで所属クラブスタッフに送迎してもらい、他地域の選手にはタクシーでの移動を求めた。到着後はPCR検査を受け、判定が出るまで自室で待機。また、ホテル内での行動も制限し、他部屋への訪問の自粛や、同じ空間で行なわれるミーティングや食事も十分な距離を取って行なうなど、多くの行動に規定が設けられている。
 
 この日の緊急会見を開いたJFAの反町康治技術委員長は、「残念ながら発表の通りとなってしまいました」とその状況を説明した。

「代表活動なので、当然それぞれが別々に集まってきます。普段なら監督やコーチなどと挨拶をするのですが、今回は一切そういう事もせず、そしてホテルの部屋に直行し、食事や検査のための検体採取を行ない、結果が出るまで待機していたところ。そのため、誰とも接触はありません。保健所にも当然相談しておりますが、濃厚接触者はいませんでした」

 また、「今回から採用したSmartAmp法では、検体採取から結果が出るまで1時間弱で分かるという、秘密兵器と言ってもいいようなものも使用しました。午前中の段階で採取し、昼までには最初の結果が出ています。ただ、初めてのモノですし、陽性となった人については、2回、3回と検査を行ないました。しかし、残念ながらそれでも陽性。さらにもう一つの検査結果でも陽性と出ました」と検査の過程についても説明を行なった。

 さらに、「ガイドライン上では、陰性が確認された選手たちだけで合宿を続けるということは不可能ではないんです。ただ、昨今の感染拡大の状況なども鑑みると、必要だから行なっている活動ではあるものの、慎重に慎重を期さないといけない。選手の健康や関係者の安全、こうしたものを考えた上では、中止せざるを得ないと考えた次第です」と語り、最終的には新型コロナウイルスの感染拡大の影響も考慮して判断したとした。

 当該選手については、「ご存知の通り、我々の所属選手ではありません。クラブなり、このカテゴリーですと大学なりに所属している選手です。プライバシーの部分も考慮して我々としてはこれ以上は踏み込んだお話はできない」と公表を避けた。

 コロナ禍において、適切な対応で感染拡大を未然に防ぐことができた一方で、10月に迫ったU-20ワールドカップのアジア最終予選を兼ねるU-19アジア選手権に向け、代表活動を行なう事の難しさも痛感する事態となった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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