• トップ
  • ニュース一覧
  • サンプドリアはコミュニケーションに難? 吉田麻也の「もっと話せ!」の檄に地元紙も注目「理解力の問題ではない」

サンプドリアはコミュニケーションに難? 吉田麻也の「もっと話せ!」の檄に地元紙も注目「理解力の問題ではない」

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2020年06月27日

指揮官ラニエリも「お前らはしゃべれないチームか?」と嘆き

セリエAの舞台で奮闘する吉田。そんな日本代表CBの言動が現地で話題を呼んでいる。 (C) Getty Images

画像を見る

 セリエAが再開して2試合、吉田麻也が所属するサンプドリアは、インテル、ローマと強豪相手に連敗。降格圏の18位レッチェとは勝点わずかに1差で厳しい状況が続いている。

 新型コロナウイルスの影響による中断期間をはさみ、サンプドリアは直近のリーグ戦8試合で20失点している。この8試合では、インテルやローマのほかに、ラツィオやナポリといった強豪との対戦が続いたこともあるが、残留を争うチームにとって守備力は課題と言えるだろう。

 課題の根底にはコミュニケーションの問題があるのかもしれない。そして、今年1月に加入した吉田もその点を痛感しているようだ。地元紙『Il Secolo XIX』は、ローマ戦での吉田の発言から、サンプドリアの選手たちにピッチ上での対話が不足していることが分かると報じた。

 記事によると、吉田は試合中にチームメートに「もっと話せ!」と呼びかけたという。その数分前には、守護神エミル・アウデーロも守備陣に同じことを訴えていたそうだ。

 さらに、試合の数日前の練習では、クラウディオ・ラニエリ監督がミニゲーム中に「お前らはしゃべれないチームか?」と檄を飛ばしていたという。同様の発言がこれだけ続けば、コミュニケーション不足が疑われるのは当然だ。
 
『Il Secolo XIX』は、サンプドリアの最終ラインに、吉田を含めた外国人選手が少なくないことは確かだと報道。だが、バルトシュ・ベレシンスキやオマール・コリーは以前からイタリアでプレーしており、吉田も「すぐに(イタリア語を)学んだ」と指摘している。

 記事ではラニエリ監督が練習中にイタリア語で指示し、理解に苦しむ選手がいる場合は英語も使っているとのこと。だが、いずれにしても選手たちはその指示を実行しており、『Il Secolo XIX』は「理解力の問題ではない」との見解を示した。

 チームスポーツであるサッカーにおいて、コミュニケーションは絶対不可欠だ。吉田とチームメートたちは今後、対話を増やして残留を勝ち取ることができるだろうか。次節は28日、冨安健洋が所属するボローニャをホームに迎える。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
【関連記事】
「悪い意味で主役に」2失点に絡んだ吉田麻也に伊紙がワースト評価「ゼコとのデュエルで…」
「CR7に騙されず」「守備陣でベスト」C・ロナウドと激しくマッチアップした冨安健洋への現地評価は?
英紙がリバプール全選手の“貢献度”を採点! ファン・ダイク&マネが満点、南野拓実は最低タイの評価に
「久保建英とハメスを入れ替えたい」ジダン監督の意向をスペイン・メディアが報じる!「驚異的なペースで成長」
「多くの人々が苦しんでいる…」テベスがボカと“漢気契約”! 給与全額を貧困支援のために寄付へ

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 唯一無二の決定版!
    2月15日発売
    2024 J1&J2&J3
    選手名鑑
    60クラブを完全網羅!
    データ満載のNo.1名鑑
    詳細はこちら

  • 週刊サッカーダイジェスト いざW杯予選へ!
    3月8日発売
    元代表戦士、識者らと考える
    日本代表の現在地と未来
    2026年へのポイントは?
    J1&J2全クラブ戦力値チェックも
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 夏の移籍を先取り調査!
    3月21日発売
    大シャッフルの予感
    SUMMER TRANSFER
    夏の移籍丸わかり
    完全攻略本2024
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ