【讃岐】「横一線ではない」なかで熾烈なポジション争いを展開中

カテゴリ:Jリーグ

寺下友徳

2015年02月02日

「何かを変えたい思いがあった」と決意を語る熊本から加入の仲間。

対 福山大戦(△2-2/30分×3本)の1本目のフォーメーション。得点者は、藤田、アラン。

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「頑張るのは当たり前。その中で個性を出さないとアカン。まず、自分のためにやってチームと目線を合わせていってください。それと今日からスタートですが、横一線というのはありません。僕をはじめ、スタッフには先入観がある。人生はどこでもそう。その先入観を良い意味で裏切らなかったら、試合には出られないよ」
 
 1月19日、讃岐の2015年シーズンは、正直さとシビアさを伴った北野誠監督の訓示からスタートした。選手たちの反応は極めて敏感で、指揮官いわく「昨年の戦術を思い出してもらう」1月の段階から、激しいポジション争いが繰り広げられている。
 
 新加入選手も「自分のなかで何かを変えたい思いがあったし、人として成長したい」と熊本での実績も飾らず謙虚に戦いに挑むドリブラーの仲間隼斗や、今季はJ1の山形で10年間にわたり守護神として君臨した清水健太などが、揃って意欲的なプレーを披露。
 
 現在、オフに故障個所にメスを入れ、開幕に合わせてリハビリ中のエース・木島良輔、CBエブソンや、足首を痛めて別メニュー調整中のCB藤井航大も安穏としていられない状態である。
 
 2月には、5日に徳島との練習試合でチームや個々の課題を洗い出し、8日から6日間の熊本1次キャンプでは主に戦術の確認を行なう。続いて5日間にわたって行なわれる鹿児島2次キャンプでゲームを通じてチームコンセプトを微調整し、今季の目標とする「J2・20位以上・12勝・勝点50」への準備を整えていく予定だ。もちろん九州の地でも「レベルアップ闘争」は続いていく。

取材・文・写真:寺下友徳(フリーライター)

若きエースとして期待がかかる仲間。持ち前の突破力で讃岐の躍進に貢献したい。

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