もはや既定路線?
フランスの怪童の“エル・ブランコ”入団は、もはや決定事項なのかもしれない。
2015年12月にモナコで鮮烈なデビューを飾って以来、加速度的に成長曲線を描いてきたフランス代表FWキリアン・エムバペ。17年の夏に加入したパリ・サンジェルマンでは公式戦通算120試合で90ゴール・49アシストと圧倒的な結果を残している。
そんな21歳の怪物ストライカーの引き抜きを、他のメガクラブも画策している。パリSGは2022年6月30日までとなっている契約の延長を目ざし、好条件を提示しているが、まだ更新には至っていないため、水面下で獲得競争が繰り広げていると囁かれている。
リバプールやユベントスなどの名前も挙がるなか、本人も前向きとされているのが、スペインの“巨星”レアル・マドリーへの移籍だ。
2015年12月にモナコで鮮烈なデビューを飾って以来、加速度的に成長曲線を描いてきたフランス代表FWキリアン・エムバペ。17年の夏に加入したパリ・サンジェルマンでは公式戦通算120試合で90ゴール・49アシストと圧倒的な結果を残している。
そんな21歳の怪物ストライカーの引き抜きを、他のメガクラブも画策している。パリSGは2022年6月30日までとなっている契約の延長を目ざし、好条件を提示しているが、まだ更新には至っていないため、水面下で獲得競争が繰り広げていると囁かれている。
リバプールやユベントスなどの名前も挙がるなか、本人も前向きとされているのが、スペインの“巨星”レアル・マドリーへの移籍だ。
2018年夏にクリスチアーノ・ロナウドがユベントスへ旅立って以降、得点力不足に苦しむマドリーが、同胞のジネディーヌ・ジダン監督の意向もあって、エムバペ獲得を狙っているのは公然の事実だ。
そんななか、エムバペのマドリー移籍がもはや決定的だと言い放ったのは、元フランス代表MFで、パリSGのレジェンドでもあるジェローム・ロテンだ。以前にアントワーヌ・グリエーズマンのバルサ行きを言い当てていた名手は、地元メディア『Radio Montecarlo』で、こう断言した。
「私はある情報筋からエムバペがすでにマドリーと契約したと聞いた。いま世の中で起きている惨状のせいで、彼のマドリー移籍は確実に遅れてはいる。でも、エムバペは決してパリとは契約延長をしない。そもそもパリは去年の夏にも彼を手放すことに同意していた。もはや時間の問題だ」
新型コロナウイルスの影響により、大幅に減収したマドリーは、選手やコーチのサラリーを10~20%カットすることを明らかにしている。厳しい状況で迎える今夏の移籍市場で、そのような大型契約が成立するかは不透明だ。実際、コロナ禍の影響でマドリーがエムバペの獲得を1年先送りにしたという報道もある。
はたしてロテンの言葉通り、エムバペは白いユニホームに袖を通すのか。そして、それはこの夏なのか、1年後なのか。その動向に注目が集まる。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部