選手・監督 寸評／採点
※週刊サッカーダイジェスト12.9号（11月26日発売）より
 
【浦和】
［GK］
21　西川周作　5.5　
二度の好セーブを見せたが、最大の正念場で防ぎ切れなかった。
［DF］
46　森脇良太　5.5　
関根に対するフォローは良かった。倉田へのタックルは一歩及ばず。
4　那須大亮　6　
セットプレーで居残っている間に先制点を献上。悔やまれる展開。
5　槙野智章　5.5　
攻撃に厚みを加え、惜しいミドルも。守備のビッグプレーがほしい。
［MF］
14　平川忠亮　6　
求められていた役割とノルマはこなす。自ら仕掛けても良かったか。
22　阿部勇樹　5.5　
球際の強さが光り守備を引き締める。先制の場面は防げなかったか……。
16　青木拓矢　5.5　
ロングキックでリズムに変化をつけた。小さなミスが次第に増えた。
3　宇賀神友弥　6　
浦和の最大の見せ場。82分の決定機を決めていればヒーローだった。
8　柏木陽介　5　
チャージを受けた今野を終盤、“避けた”プレーが見られて残念。
7　梅崎 司　5　
上下動で変化をつけた。後半序盤のチャンスを逃すとすぐに交代に。
［FW］
20　李 忠成　5　
シュート０本。パスを出すだけのストライカーを相手は怖がらない。
［交代出場］
10　マルシオ・リシャルデス（MF）　5　
前節の横浜戦で漂っていた復調の気配が消え、直接FKも不発に。
26　関根貴大（MF）　5.5　
突破から青木の決定機を作る。その後は守備に追われる時間が増加。
30　興梠慎三（FW）　－　
まだ完調ではないが限定出場。何度か起点になるプレーを見せた。
［監督］
ペトロヴィッチ　5.5　
横浜戦でハマったM・リシャルデスと関根の交代カードが、効力を発揮せず。
 
【G大阪】
1　東口順昭　6.5　
ハイライトは宇賀神のシュートを止めたセーブ。守護神対決を制した。
［DF］
14　米倉恒貴　6　
普段に比べて攻撃面での絡みが少なく、自身の裏を何度か突かれた。
5　丹羽大輝　6.5　
李と激しくやり合うも、１対１での対応は最後まで安定していた。
8　岩下敬輔　5.5　
相手に入れ替わられてピンチを招くなど、球際で不手際が目立った。
22　オ・ジェソク　6　
平川や関根のドリブルを粘り強い守備で止め、攻撃にも果敢に参加。
【MF】
15 今野泰幸　7　
広範囲をカバーしながら攻撃にも顔を出し、２点目もお膳立てした。
7　遠藤保仁　6　
代表活動の疲労か、らしくないパスミスや判断の遅さが目に付いた。
13　阿部浩之　6　
ミドルは西川に止められたが、最後まで衰えないスタミナは驚異的。
19　大森晃太郎　6　
前を向いた時のドリブルは迫力十分。ただ、連係は今ひとつだった。
【FW】
39　宇佐美貴史　5.5
不調と言って差し支えない状態。エリア付近ではほぼ仕事ができず。
FW　29　パトリック　6　
要所で怖さは感じられたが、見せ場は前半終了間際のチャンスのみ。
［交代出場］
9　リンス（FW）　6.5　
スピード溢れるドリブルで先制点を演出。前線で脅威を与え続けた。
11　倉田 秋（MF）　6.5　
守備に追われる時間が続くも、終了間際にダメ押し弾を叩き込んだ。
20　佐藤晃大（FW）　7　
交代出場から６分後に均衡を破る一撃。指揮官の期待に見事応えた。
［監督］
長谷川健太　7　
後半に投入した３人がいずれも得点に絡む活躍。交代策が的中した。
 
［試合内容］
試合が動いたのは88分、G大阪は自陣ゴール前からカウンターに持ち込み、リンスと阿部の連係から最後は佐藤がシュートを沈め先制。さらに反撃を試みて前掛かる浦和
を嘲笑うかのように、ロスタイムに倉田が２点目を突き刺した。