選手・監督 寸評／採点
※週刊サッカーダイジェスト12.9号（11月26日発売）より
 
【FC東京】
［GK］
20　権田修一　5　
L・シルバの弾丸FKに、成す術はなかった。３失点は耐え難い屈辱。
［DF］
2　徳永悠平　5.5　
30分の“ロングドリブル”がハイライト。後半はやや押し込まれた。
29　吉本一謙　4.5　
68分のファウルが直後の失点の原因に。最後まで安定しなかった。
3　森重真人　5　
田中亜のスルーパスに最終ラインを引き裂かれる。集中を欠いた。
6　太田宏介　5　
見せ場はほとんどなし。「なにもできなかった」と、本人も反省の弁。
［MF］
4　高橋秀人　5　
両脇のスペースを突かれ、自陣でだいぶ走らされた。苦しい90分間。
7　米本拓司　5　
48分に強烈ミドルも得点に至らず。天を仰ぐシーンが印象的だった。
22　羽生直剛　5　
新潟のパスワークにかなり翻ろうされ、体力を削られるだけだった。
17　河野広貴　5.5　
先制点を奪い、守備にも奔走したが、足をつって無念の途中交代。
［FW］
11　エドゥー　5.5　
７分にアシストも自身のゴールは遠く……。不完全燃焼に終わった。
14　武藤嘉紀　4.5　
波の如く迫り来るマークに呑み込まれ、持ち味を発揮できなかった。
［交代出場］
38　東 慶悟（MF）　5.5　
故障明けで感触を確かめるようにプレー。完全復活に期待したい。
9　渡邉千真（FW）　5.5　
ボールに恵まれず、シュート１本。試合の流れを変えられなかった。
50　松田 陸（DF）　－　
88分に絶妙な飛び出しから決定機に絡む。ネットを揺らしたかった。
［監督］
マッシモ・フィッカデンティ　5　
前半のシステム変更は混乱を招く要因に。交代策も冴えなかった。
 
【新潟】
［GK］
21　守田達弥　6　
48分に米本のミドルを阻止。キックもブレず、落ち着いていた印象だ。
［DF］
25　小泉 慶　6　
何度か突破されたとはいえ、裏のスペースはかなりケアできていた。
3　大井健太郎　6.5　
身を挺したディフェンスでピンチを防ぐ。地味ながら貢献度は大だ。
2　大野和成　6　
エドゥーにアシストを許した７分以降は、気合を入れ直して奮闘。
24　川口尚紀　6　
山本との連係は良好。果敢なオーバーラップで何度かチャンスに絡む。
［MF］
8　レオ・シルバ　7　
FKから直接突き刺したゴールは、まさしく“ファイヤーショット”。
6　小林裕紀　6.5　
気の利いたポジショニングと球出しで、相手の中盤を麻痺させた。
10　田中亜土夢　7　
ドリブルもパスも、切れ味抜群。指宿へのスルーは、芸術品だった。
23　山本康裕　7　
横と縦に動きながら攻撃に厚み。知的なプレーが光り３点目も奪う。
［FW］
9　田中達也　6　
中盤に下りてDFをおびき出す。囮になって好機を演出しようとした。
30　指宿洋史　6.5　
森重を吹き飛ばして威圧し、33分には同点弾。終始気迫が感じられた。
［交代出場］
32　ラファエル・シルバ（FW）　6.5　
鋭いドリブルで吉本のファウルを誘い、決勝弾を間接的にお膳立て。
28　鈴木武蔵（FW）　－　
森重とのマッチアップは迫力満点。負けん気の強さが伝わってきた。
16　岡本英也（FW）　－　
投入直後、敵CKの流れから東のシュートをブロック。仕事をした。
［監督］
柳下正明　7　
今季初の逆転勝利。R・シルバの投入で、流れをグッと引き寄せた。
 
［試合内容］
前半７分に幸先良く先制したFC東京だが、そこから押し込まれる展開となり、33分には指宿に同点弾を許す。後半に入ってもまったくペースを掴めず、69分、L・シルバにFKを豪快に叩き込まれると、78分には山本にダメを押された。