今年４回目を迎える「JPFA チャリティーサッカー2014 チャリティーマッチ」の選手発表会見が都内で行なわれた。

　この大会は2011年に起こった東日本大震災の「JPFA復興支援活動」の一環として同年より毎年開催されており、今年は12月14日（日）にユアテックスタジアム仙台（宮城県仙台市）で東北ゆかりの選手で構成された東北ドリームスと日本サッカーの歴史を築き上げてきたJAPANスターズの対戦が行なわれる。

 試合前日には、被災地の公共施設などを選手が訪問するイベントも実施される。さらに、被災地の子供たちを試合に招待するため、ファンドレイジングサイトの「JustGiving Japan」とタイアップした募金活動や、選手のサイングッズなどの「チャリティーオークション」も開催される。

 出場選手は小笠原満男、武藤嘉紀、柴崎岳、南野拓実、松井大輔、駒野友一など、若手からベテランまで幅広いメンバーとなっている。

 JPFA会長の佐藤寿人選手（サンフレッチェ広島）、東北ドリームス代表の小笠原選手（鹿島アントラーズ）、JAPANスターズ代表の武藤選手（FC東京）がサッカーダイジェストwebをご覧の方、また被災地で生活している方に、このチャリティーマッチについての思いを語った。

■JPFA会長佐藤寿人選手からのコメント
 　昨年の第3回を終え、このままチャリティーサッカーを継続すべきか他の活動に変更をすべきか選手たちで議論を重ね、被災地や宮城県庁、仙台市役所でお話を伺いました。我々サッカー選手が力になれることは少ないかもしれません。しかし、心の安らぎを必要としている方や、子供たちに少しでも笑顔を取り戻すため、このイベントを継続することを決めました。
　東北に足を運び、チャリティーマッチを行なうことで、被災地の皆様に少しでも元気を届けるとともに、復興に向けて歩む被災地の姿を日本国内に届けて行きたいと思います。
　また、今年は広島でも土砂災害があり、サンフレッチェ広島が義援金募金活動を行ない3000万円の寄付をしました。日本サッカー界がチャリティー活動を続けることで、日本全体にチャリティーを根付かせたいとも考えています。


■東北ドリームス小笠原満男選手からのコメント
　親兄弟、友達を亡くした子や、仮設住宅での生活でつらい日々を過ごしている心の傷を負った子供たちが、サッカー選手と触れ合うことで楽しい時間を過ごしてもらえればと考えています。その中からサッカー選手を目指して頑張ろうと思ってくれる子、そして実際に将来サッカー選手になる子がいたらとても嬉しいです。僕たちサッカー選手も被災地の子供たちと会えることを楽しみにしているから、みんなも楽しみにしていてください。


■JAPANスターズ武藤嘉紀選手からのコメント
　自分も子供の頃、本田（圭佑）選手とほんのひと言ですが言葉を交わしたことがあり、そこで「サッカー選手になりたい」と強く思うようになりました。自分と同じようにサッカー選手に憧れをもってくれる子が出てくるように、コミュニケーションも積極的に行なって夢や元気を与えていきたいです。
　自分の武器であるドリブルやスピードで被災地の皆さんを盛り上げたいと思っているので、ぜひ注目していてください。



【イベント概要】
■イベント名称    JPFA チャリティーサッカー2014 チャリティーマッチ
■開催日時    2014年12月14日（日）
■試合会場    ユアテックスタジアム仙台
■チーム編成    東北ドリームス vs JAPANスターズ
■キックオフ時刻 14:00

■チケット販売方法・発売日
・ローソンチケット LEncore会員限定抽選先行
2014年11月1日(土) 13:00～ 11月3日(月・祝)23:59
・ローソンチケット プレリクエスト抽選先行
2014年11月2日(日) 13:00～ 11月3日(月・祝) 23:59
※購入受付サイト(http://l-tike.com/sports/charity-soccer/)よりお申込みください。
(PC・携帯電話共通)
・チケットJFA、Ｊリーグチケット抽選先行
2014年11月3日(月・祝) 13:00～ 11月5日(水) 23:59
・一般販売
2014年11月7日（金）10:00～

■収益活用
JPFAチャリティーサッカー2014では、チケットを一般に広く販売し、その収入から運営に必要な費用を除いた収益を岩手県サッカー協会、宮城県サッカー協会、福島県サッカー協会に寄付します。

■日本プロサッカー選手会
http://www.j-pfa.or.jp/charity2014